市議会には、だれでも市の仕事などについてこうしてもらいたいと思うことを、文書に書いて要望することができる仕組みがあります。
この文書を出すときに、市議会議員の紹介(しょうかい)があるものを「請願(せいがん)」といい、ないものを「陳情(ちんじょう)」といいます。
請願は、委員会で内容(ないよう)をよく調べ、話し合いをして、最終的には本会議でみとめるかどうかを決めます。みとめられたものは、市の仕事の中で進めるように市長に伝えます。内容が国や東京都で行うものについては、市議会として「こうしてほしい」という意見や要望を、国や東京都に出すこともあります。
陳情は、市長とすべての議員に文書の写しを配ることとなっていますが、委員会や本会議で話し合いをすることもあります。
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たとえば、広場がほしいというお願いをするとしたら…
1 まず、広場がほしいというお願いを文章にして(請願、または陳情)、市議会議長に出します。
2 委員会で広場が必要(ひつよう)かどうかを調べ、最終的に本会議で必要ということに
なれば、市議会議長は市長に伝えます。
3 市長は広場をつくる計画(どんな広場をどこにつくるのか、いくらお金がかかるのか
など)を市議会に伝えます。
4 市長から出された計画について、市議会で話し合い、広場をつくるかどうかを決めます。
5 市議会で決まった通りに、仕事(広場をつくること)を進めます。
6 広場ができあがります。