みんなの家から出されたビンやカンは、資源(しげん)として小平市リサイクルセンターへ運ばれていきます。
ここでは、運ばれてきた資源をリサイクル(再資源化(さいしげんか))・リユース(再使用(さいしよう))しやすくするための処理(しょり)をしています。この処理のことを中間処理(ちゅうかんしょり)といいます。
この他にも、リサイクルセンターでは古布類(こふるい)、ふとん、有害性資源(ゆうがいせいしげん)、なべ類(るい)、紙パック、木のえだなどの中間処理もしています。
中間処理された資源は、それぞれ別々の工場へ運ばれ、新しい原料にリサイクルされたり、国内や海外でリユースされたりしています。
まず、袋(ふくろ)を取りのぞき、そのまま洗って使えるビン(生きビン(いきびん)。リターナブルビンともよびます)を取り出します。
生きビンは種類(しゅるい)ごとにケースに入れます。
その後、残りのビンを人と機械で処理します。
残りのビンを受入(うけいれ)ホッパへ入れると、コンベヤで運ばれていきます。
その先では、ビン以外のものやよごれてリサイクルできないビンを機械や手で取りのぞきながら、運ばれてきたビンやビンのかけら(「カレット」といいます)を「白色」「茶色」「その他の色」の3種類に分けます。
最後に、小さすぎて分けられなかったビンのかけらをまとめて集めます。このかけらをカレット残渣(ざんさ)といいます。
こうして分けられた生きビン、3色のカレット、カレット残渣は、別のリサイクル工場へ運ばれ、洗って再利用したり、新しいビンの原料や道路の材料に生まれかわります。
カンも、人と機械で処理しています。
まず、袋ごと受入ホッパへ入れ、コンベヤで運ばれます。
その後、破袋機(はたいき)という機械に入り、袋が破(やぶ)かれます。
そして、破れなかったものは、小袋破袋機(こぶくろはたいき)に入れ、全て袋から中身を出していきます。
そのまま、次の除袋機(じょたいき)という機械へ運ばれ、袋が取りのぞかれます。
そして、カン以外のものやよごれてリサイクルできないカンを取りのぞきながら、磁選機(じせんき)という機械で、磁石の力でスチールカンを選別します。
その後、アルミ選別機(せんべつき)でアルミカンを選別します。
選別されたスチールカンとアルミカンは、カンプレス機で別々につぶされ、ブロックになります。
こうしてできたブロックは、別のリサイクル工場へ運ばれ、新しいカンや金属(きんぞく)の原料に生まれかわります。