平櫛田中彫刻美術館 展覧会
更新日:
2024年(令和6年)11月28日
作成部署:地域振興部 文化スポーツ課
小平市平櫛田中彫刻美術館では季節にあわせた年4回の企画展と、2年に一度特別展を開催しています。
平櫛田中彫刻美術館 展覧会
平櫛田中彫刻美術館では、年に4つの「企画展」を開催しています。
また、2年に一度、全国から作品をあつめて企画する「特別展」を開催しています。
特別企画展「平櫛田中邸の記憶 第三章 日常に向けられた瑞々しいまなざし」
令和6年度に耐震補強・改修工事を実施する平櫛田中邸(記念館)をテーマにした特別企画展を全4回にわたって行います。第三章では、平櫛田中の日常に焦点を当てます。
平櫛田中の一日の始まりはとても早いものでした。午前1時過ぎに目覚めると、床の中で読書をしたり、新聞に目を通しながら朝を迎えます。新聞や雑誌で関心を引いた記事を見つけるとハサミで切り取り、スクラップ帳に貼り付ける作業を日課としていました。没頭するあまり、床にたくさんの紙類を散らかして、後から起きてきた家族をあきれさせることもありました。
また、こだわって作った庭に出て、飛来したメジロ、ウグイス、オナガといった小鳥に心を癒したり、牡丹などの花を眺めたり、ある時は、人形遣いの三代吉田簑助(よしだみのすけ 人間国宝、令和6年11月逝去)を招いて大好きな人形浄瑠璃を邸宅で楽しみました。こうした生活のリズムは、静かな郊外に流れるゆったりとした時間と溶け合い、晩年の暮らしに潤いを与えたことでしょう。
本展では、田中の晩年における日常の様子を、手紙、写真、愛用品などともにご紹介します。
【会期】令和6年11月28日(木曜)~令和7年2月11日(火曜・祝日) 令和6年12月16日(月曜)~令和7年1月5日(日曜)、火曜日休館
【時間】午前10時~午後4時 なるべく午後3時30分までに入館してください。
【入館料】一般…300円(220円)、小・中学生…150円(110円)( )内は団体20人以上
令和7年2月12日(水曜)~14日(金曜)は展示替えのため休館します。
次回の展覧会 「平櫛田中邸の記憶 第四章 おとこざかりは百から」 令和7年2月15日(土曜)~5月18日(日曜) 注)会期は変更となる場合があります。
年間スケジュール
音声ガイド
彫刻家・平櫛田中についてわかりやすく紹介する音声ガイドです。(有料)
美術館受付にて貸し出しをしております。
音声ガイドのコンテンツは、彫刻家・平櫛田中の紹介、展示中の主な彫刻作品の解説のほか、平櫛田中の旧宅(記念館)を紹介しています。
美術館をより深く楽しみたい方におすすめです。
ガイド機はボタン操作のみで、どなたでも簡単にお使いいただけます。
ご来館の際には是非ご利用ください。
- 貸出料金 200円
- 所要時間 約30分
- 貸出時間 午前10時から午後4時(受付は午後3時30分まで)
- 対応言語 日本語、英語
過去の特別展
- 2022年(令和4) 小平市制施行60周年事業 特別展「生誕150年 平櫛田中展」
- 2018年(平成30) 明治150年記念特別展「彫刻コトハジメ」
- 2016年(平成28) ロダン没後100年「ロダンと近代日本彫刻」
- 2014年(平成26) 開館30周年特別展「ジャパニーズ・ヴィーナス~彫刻家・藤井浩祐の世界」
- 2012年(平成24) 小平市制施行50周年・平櫛田中生誕140年記念「平櫛田中展」
- 2010年(平成22) 「岡倉天心と日本彫刻会‐日本木彫の「伝統」と「革新」‐」
- 2009年(平成21) 「平櫛田中 次世代に遺した珠玉の彫刻」
- 2008年(平成20) 「仏像インスピレーション-仏像に魅せられた彫刻家たち-」
- 2006年(平成18) 「甦る近代彫刻の鬼才 佐藤朝山展」
- 2004年(平成16) 小平市平櫛田中館開館20周年記念特別展「平櫛田中のすべて」
- 2002年(平成14) 「中原悌二郎素描展 描かれた未完の彫刻」
- 2001年(平成13) 「ブロンズ彫刻のつくり方を学ぼう」
- 2000年(平成12) 「平櫛田中の肖像彫刻」
- 1999年(平成11) 「石井鶴三展」
- 1998年(平成10) 「平櫛田中の書」
- 1997年(平成9) 「辻晉堂と平櫛田中」
- 1996年(平成8) 「大内青圃と平櫛田中」
- 1995年(平成7) 「橋本平八と平櫛田中」