小平市役所
法人番号:2000020132110
〒187-8701 東京都小平市小川町2-1333
代表 042-341-1211
オンライン開催
令和3年5月22日(土曜)午前10時から12時まで
11人
【市民】
小平市の学生さん達にタブレットが配られている、とのことだが、Wi-Fiで動くタイプだと思う。その場合、Wi-Fiが使えないご家庭での対策はされているのか。携帯のように、Wi-Fiルーターを無料で貸し出しているか?
【市長】
Wi-Fiのルーターを貸し出すことが一番早いが、台数に限りが出てしまう。家にWi-Fi環境がないご家庭は登校していただき、学校で使用していただこうと思っている。ご家庭にWi-Fiがない家庭はそんなに多くないので、登校しても密にならないように離れて座ってもらうように計画している。
【市民】
小平に33年住んでいる。私の周りには畑が多くある。市長は、女性の活躍と農家の支援を言っている。これまでの小平市政をみていると、大きな柱がない。小平は畑で売り出していると思う。しかし、高齢者が多く耕作放棄地が多い。また、宅地化も進んでいる。後継者のいない農家への支援。例えば、国分寺では「こくベジ」を行っている。是非とも、国でも取り組みを始めるようだが、国に先んじて小平市で有機野菜栽培を前面に押し出してみてはいかがか。第3セクター方式はいかがか。移住の促進や、農園カフェや託児所の設置など。若い人の起業の援助をしてほしい。積極的に、女性の活躍と農業への支援をしてほしい。
【市長】
ご提案、ありがたい。耕作放棄地があるのは、よく知っている。ここで法律が変わり、やる気のある農家さんが、他の農地を借りられるようになった。小平市でも実際に手を挙げてくれる農家の方達もいる。国分寺は、先日訪問し「こくベジ」について話しをしてきた。7から8年かけてようやく定着してきた、と国分寺市長さんもおっしゃっていた。そのような取組が、小平市でもできればいいと思っている。GAP認証という、やる気のある農家さんを応援する制度がある。少々ハードルは高いが、やる気のある農家さん達が取り組んでいる。そういったところを支援していきたい。また農家と女性、という視点がなかったので、今後の政策の参考にさせていただく。
【市民】
市長のジェンダー関係の政策について。コロナ禍の中で、世界における日本の状況がいろいろと見えてきたと思っている。今の日本は、悪い方向に行っていると思っている。これを是正していくには、地方自治を大切にし、そこから順次直していくべきだと思っている。コロナ禍で見えてきたことの中の一つに、ジェンダー、男女平等があると思っているので、男女参画推進都市を宣言することを検討し、市役所の前に平和宣言都市の旗が掲げてあると思うが、同じように掲げてほしい。また、男女参画推進センターの専用スペースを設置する、とあるが、実施設計に入っている小川西町の再開発ビルの中に専用スペースが入っていない。虐待などナイーブな話があるので、プライバシーが保たれない。閲覧スペースに小さな専用スペースを確保してほしい。また人も配置してほしいが、条例の改正が必要なのかもしれない。日本全体で、女性の力を発揮し、いい方向にもっていきたいと思っている。
【市長】
男女参画推進都市宣言については、いま検討している最中である。「ひらく」の専用スペースだが、公約の書き方が難しく、クローズの空間のことではない。そこで、利用されている方との齟齬があるかもしれない。「ひらく」の活動については、重々に承知している。これからもしっかりとお話をしていきたい。ご意見として承る。
【市民】
選挙時の公約について。政策の緑率、緑被率30%とある。2017年の調査で、小平市の緑被率は29.6%。そこから0.4ポイント上げるという公約である。過去10年で、小平市の緑率は35%から29.6%で、5.4ポイント下がっている。そこから30%だと0.4ポイントで、微々たる数字だが、とても難易度が高いのではないか。その点の政策はどのようにするのか。
【市長】
特効薬はないと思う。個別具体的な政策の中で、農地を保全し支援していくなど、消極的だが、これから小平市にも大きな都市計画公園の計画が3つあるので、少しでも達成していきたいと思っている。
【市民】
もう1点、グリーンインフラについて。これは9年前に国土交通省の指針が出され、諸外国の例もあり、流行り的な面もあります。代表的には、屋上緑化や河川の護岸整備など、既存のグレーインフラからグリーンインフラに変えていくようなことがあるようだ。これを小平市に当てはめると、小平市には用水路はたくさんあるが、大きな河川はない。屋上緑化についても、高層のフラットな建物は小平市にはない。小川駅には建つが。この施策も難易度が高いのではないか。
【市長】
この施策はいろいろな方のご意見を聞きながら作成した。グリーンインフラで壁面緑化は新小金井街道沿いのアンダーパスなど、少しずつ取り組んでいる。しかし、この考え方が小平市には根付いていない。今後の街づくりの中に取り組んでいくことが大切だと思っている。
【市民】
障害がある息子がいる。いろいろな団体とも協力し市に対しても要望をしてきた。地域生活支援拠点整備が進むことに期待している。また児童発達支援センターの設置にも期待している。私が一番心配しているのは普通の市民の方と触れ合う場所が少ない。小平市の場合、小金井市の特別支援学校にスクールバスで通学する。兄弟がいなければ、子供がいることすらわからない。そういった子供たちが大人になっても、いままで市民の方との触れ合いがなかったので、躊躇してしまう。これまで以上に市民の方の意識を変えるような施策を実施してほしい。
【市長】
市民と一緒にできることを一つずつ増やしていきたいと思う。
【市民】
小平には市になる前から住んでいる。定年退職後、小平市を学ぼうと、市報やホームページをみている。ホームページでは市条例が公開され、分類されているが、市民からみてわかりにくい。担当課別かもしれないが、市民向け、公務員向けと分けてほしい。市民がどのような権限があり、制限されているのか。わかりやすくしてほしい。もう一つ、ズームで会議することは始めて知った。これだと人数が限られてしまう。20万市民のうちの10数名の意見は、ある意味例外かもしれない。全体の意見を反映する方法を考えてほしい。
【市長】
条例の公開の仕方については、庁内で検討をする。市民からの意見の吸い上げだが、タウンミーティングは意見交換、という面が大きい。市民からの個別、具体的な意見は、例えば市民アンケートやホームページからの受付も行っている。ズームは最近取り入れた手法である。
【市民】
87の政策、全般について。私も笑顔カフェで提案をさせていただき、取り入れていただいた。市民全体として、87の政策に対する期待は非常に大きいと思う。半年後や年度末などに、達成状況を発表してほしい。
【市長】
87の政策は私の公約である。小平市の計画ではない。小平市のホームページには載せられないが、私の個人のホームページなどで公開していきたいと思っている。
【市民】
交通インフラについて。小平の交通インフラの要は府中街道だと思う。都道だが、新府中街道について、小平市としてどのように考えているのか。
【市長】
必要だと捉えている。東京都とともに進めていきたい。
【市民】
新府中街道は多摩総合医療センターへのアクセスなど、とても重要な道路だと思う。昭和病院へのアクセスの悪さはある。できたら、インフラの整備とともに病院との連携も進めてほしい。
【市長】
病院との連携は重要です。コロナ禍でも昭和病院とはこまめに連絡を取り合っている。多摩医療センターと連携するにも、とても重要な道路だと思っている。新府中街道については、しっかりと整備を進めていきたい。
【市民】
請願制度について。噂によると出しっぱなし、受けっぱなしになっているようだ。市長として、請願の対応状況など、確認できるのか。
【市長】
その情報整理は3月議会で出されている。議会の中で議論の最中である。
【市民】
小平市の外国人について。今日、市長の公約があることを初めて知った。ウェブをみたが、外国人に対しては簡単にしか書かれていない。多様性を認め、多文化共生社会など、外国人を隣人として共に迎えて街づくりをするとのこと。しかし、全く具体性がない。例えば災害時、外国人はどうするのかなど。結局外国人も弱者、障がい者に近いと思う。もっと具体的に取り組んでほしい。
【市長】
外国人は情報弱者だと思っている。本当は政策の英語版を作ろうと思ったが、時間が足りなかった。小平市の情報は、英語で出しているが、英語以外の言語に対しても対応していきたい。災害については、国際交流協会と協定を結んでいる。知らない方もいるので、情報発信し、また情報発信の仕方も丁寧にしていきたいと思っている。
【市民】
女性関連について。個人的には女性は十分に活躍していると思っている。確かに、役職にはついていないようである。市役所の中では、退職したり、体調を崩して休職してしまっている方もいるようだ。小平市は、少ない人数で、多くの市民の対応をしているのも原因だと思う。やはり働き方改革が必要ではないか。
【市長】
仕事も家庭も頑張っている女性は多い。その中で、家庭を頑張っているから仕事で手を上げにくい、のであればそういった障害を取り除いてく。おっしゃるとおり、働き方改革が必要だと思う。女性にとって働きやすい職場というより、男性も女性も働きやすい職場、働き方改革をしっかりと取り組んでいきたい。そういった職場を小平市が目指していくことが市内業者にも波及していく。働きやすい職場を小平市中に広めていくことが大きな目標である。