小平市役所
法人番号:2000020132110
〒187-8701 東京都小平市小川町2-1333
代表 042-341-1211
【1面】
3月には震災に伴う計画停電の影響により、通常どおりのごみ処理が難しくなり、市民の皆さんには、緊急に30~40%のごみの減量をお願いしましたが、引き続きごみの減量にご協力ください。
特に燃えるごみのうち約4割を占める生ごみを減らすことは、ごみの減量に有効で、市では、平成22年度から生ごみを食物資源と位置づけ、分別収集し、資源としてリサイクル(たい肥化)する「食物資源循環モデル事業」を開始しました。
昨年度は、従来のモデル地区で172世帯が参加しましたが、平成23年度は、新たに上水南町、喜平町、仲町、美園町、回田町、御幸町、鈴木町、天神町の8町を加え、参加世帯を募集し、合計400世帯の参加を目指しています。
ごみの減量にすぐに結び付くため、皆さんの参加をお願いします。
◆開始時期 7月1日(金曜)から(予定)
モデル地区
従来の地区
小川東町・津田町・学園西町・学園東町・上水本町の全域お
よび小川町二丁目
追加する地区
上水南町・喜平町・仲町・美園町・回田町・御幸町・鈴木町・天神町
の全域
◆参加申請の手続き
○参加方法および申請者 モデル地区にお住まいの方で、5世帯以上(上限なし)のグループ(近所・集合住宅など)を作り、集積所を決めて、参加世帯の代表者がごみ減量対策課へ届け出をしてください
○申請に必要なもの 食物資源循環モデル事業参加団体登録申請書および参加世帯名簿(申請書はごみ減量対策課、東部・西部出張所で配布。小平市ホームページからもダウンロードできます)
◆募集世帯数 230世帯程度
◆申請の期限 6月3日(金曜)
※募集世帯数に達しない場合は、申請期限後も継続して募集します。
◆決定の通知など 参加団体の代表者に、食物資源循環モデル事業参加団体登録通知書を送付します
モデル地区にお住まいの方へ事業の説明会を開催します。質問などにもお答えします。日程は右表のとおりです。説明会への参加は、申込み不要です。当日、会場へお越しください。
5月11日(水曜) 午前10時から:美園地域センター
5月11日(水曜) 午後2時から:仲町公民館
5月13日(金曜) 午前10時から:御幸地域センター
5月13日(金曜) 午後2時から:上水南公民館
5月16日(月曜) 午前10時から:鈴木地域センター
5月16日(月曜) 午後2時から:天神地域センター
5月18日(水曜) 午前10時から:喜平地域センター
5月18日(水曜) 午後2時から:中央公民館
たい肥化工場の見学会も行います。日程など、詳しくは決まりしだい、市報などでお知らせします。
◆食物資源の出し方
○道具(無償で貸し出す専用バケツを利用)
密閉型抗酸化バケツ(ふた付き、市が集積所を確認後、代表者へ参加世帯分を配布)
※食物資源を入れておいても、腐敗や臭気がしにくいバケツです。1週間分の食物資源をためます(バケツに直接入れずに、ビニール袋(レジ袋)などを内袋としてお使いください)。
○場所と曜日
●毎週水曜日の朝8時までに、あらかじめ届け出た集積所に専用バケツのまま出します。委託業者が内袋ごと食物資源を回収します。参加世帯は、回収後の空のバケツを各自持ち帰ります。
●各参加世帯への戸別収集ではありません。
●協力していただいた世帯の方には、ごみ減量関連グッズと、できあがったたい肥を差し上げます。
【2面】
昨年の7月から開始した食物資源循環モデル事業は、当初、21グループ、156世帯のご協力をいただきました。平成23年3月末時点では、23グループ、172世帯に増え、1週間で約250キログラムの食物資源が収集され、たい肥化工場に運搬されました。平成23年3月までの累計回収量は約10トンで、その分の燃えるごみが減量され、資源化されたことになります。
たい肥化工場に運ばれた食物資源は、専用の処理機に投入し、かくはんして発酵させると、約20日で茶色の土のようなたい肥のもとになります。これに、せんてい枝のチップを混ぜて、さらに2週間ほど発酵させるとたい肥が完成します。製品としては、その後さらに3か月ほど寝かせてから出荷されます。できあがったたい肥は、参加世帯にも配られ、自分の家庭から出た食物資源が形を変えて還元されるため、リサイクルが実感できると喜ばれています。
アンケート調査対象:モデル事業参加172世帯、回答130世帯
モデル事業に参加されている世帯を対象にアンケート調査を実施しました
アンケートの結果、回答者のおよそ9割の方から参加してよかったとの感想をいただきました。
「参加してよかった」と答えた方たちの声
○燃えるごみの量が大幅に減った
○燃えるごみの日に集積所がカラスに荒らされなくなった
○燃えるごみが臭くならないので2週間に1度しか出さなくなった
○水切りをきちんとするようになって、さらにごみの量が減った
○ごみに対する意識が変わり、ごみを減らそうという気になった
○むだな物は買わなくなった
○燃えるごみ用のごみ箱が汚れなくなった
○エコへの参加ができて、役に立っていることが実感できる
○生ごみがたい肥などに資源化されると嬉しい
○近所の方たちと助け合うようになり、つながりが深まった
食物資源の分別
○資源になるもの(バケツに入れられるもの)
人が食べられるものは基本的に資源になります
上手に続けるポイント
●水分をよく切ってから入れると腐敗が進まず、臭い対策になります
●コーヒーかすなどは臭い消しに有効です
●魚など臭いの気になるものは燃えるごみに出してもかまいません
●夏場などは数日分だけでもかまいません
○バケツに入れられないもの
食品類
●貝殻類、くるみ・やしの実などの殻、あめ
●調理前の香辛料、調味料、粉類(少量であれば可)
●油やラード(液体状のものや固めたもの)
ビニール類・プラスチック類・金属類
●ビニール袋(内袋として使用するものは可)、輪ゴム、ビニールテープ
●プラスチック容器(お弁当に付いているソースやしょう油入れほか)
●バラン(お弁当の仕切りなどに使うもの)、スポンジ、ストロー
●スプーン、フォーク、おたま、おわん
その他
●はし、つまようじなどの木製類
●洗剤、たばこの吸い殻や灰、汚泥
●コーヒーのペーパーフィルター
※今後、品目を追加する場合があります。
補助内容
●1日の処理能力5キログラム未満
購入金額の2分の1、上限3万円(1設置者2基まで)
●1日の処理能力5キログラム以上
購入金額の2分の1、上限30万円(1設置者1基のみ)
※100円未満の端数は切り上げ。
申請者
市民および市内に事業所を有し、食物資源(生ごみ)処理機器を購入し、市内に設置する方
※詳しくは、購入前にお問い合わせください。
市内の自治会や子ども会などがグループで資源を回収する場合、回収量に応じて補助金を交付します(登録が必要です)。平成21年度には111団体が活動し、約2,234トンの資源物が回収されました。また、補助金として約1,763万円が支払われ、平均すると1団体当たり約15万8千円が交付され、活動資金などに使われています。
皆さんの地域でも資源回収を行って、地域でのリサイクル活動を進めましょう。