市報こだいら:2016年5月20日号6面(抜粋記事)
更新日: 2016年(平成28年)5月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
ハイスクールマンザイチャンピオン“パンケーキ”が 18歳選挙の疑問に迫る
表紙の模擬投票が行われた小平西高校の18歳を代表して、ハイスクールマンザイ2015のチャンピオン「パンケーキ」が、選挙管理委員会事務局を突撃取材しました。
選挙権年齢はなぜ18歳に引き下げられたの
前回の衆議院議員選挙では、60歳代の投票率が68.28パーセント。
一方、20歳代の投票率は32.58パーセントと、60歳代の半分以下という結果になっています。
このように、若者の投票率が低くなると、若者の声は政治に届きにくくなってしまいます。
若者に向けた政策が実現しにくくなったり、実現に時間がかかる可能性があります。
今回の選挙権年齢引き下げには、未来の日本を担う皆さんに、日本のあり方を決める政治に参加してもらいたいという理由があるのです。
どんな候補者を選べばいいの
選ぶにはまず、情報収集をしましょう。
収集には、候補者のポスターや選挙公報、政見放送、テレビ・新聞などマスメディアの報道、候補者・政党のホームページやSNSなどの方法があります。
そして、収集した情報から、候補者・政党がどんなことを主張しているのかを理解して、自分がどの主張に賛成か、反対かをよく考えてみましょう。
そして、投票する候補者を決めます。
不安や心配になる方もいるかもしれませんが、ここで大事なことは、基準はあなたの中にあるということです。
あなたが調べ、考えて決めた候補者に投票することは正しいのです。
自信を持って投票してください。
投票はどのようにするの
まず、選挙権のある人に、選挙管理委員会から「投票所入場整理券」が送られてきます。
これには、自分が行くべき投票所が記載されているので、投票日当日に入場整理券を持ってその投票所へ行きます。
投票所入口の名簿対照係で入場整理券を渡すと、受付と本人確認が行われます。
その後、投票用紙交付係で投票用紙を受け取り、候補者の氏名を記載台で記入し、投票箱に入れます。
これで、投票は終了です。投票はとても簡単です。
投票日に行けない場合はどうすればいいの
投票日前日までに投票できる期日前投票や、小平市以外で投票ができる不在者投票といった方法もあります。
大切な権利ですので、棄権せずに投票しましょう。
投票を義務付けることはできないの
憲法で投票の自由が保障されています。
国によっては権利ではなく、義務としているところもあり、オーストラリアやシンガポールなどは罰則付きの義務投票制にしています。
表紙のすがた
表紙の写真は、3月に小平西高校での模擬投票授業で撮影しました。
この授業は、選挙管理委員会が嘉悦大学と協働で企画したもので、生徒たちは本物の選挙と同じように候補者の演説を聞き、投票をしました。
選挙管理委員会では、選挙に対する意識を高め、投票行動につなげることを目的に、さまざまな啓発をしています。