市報こだいら:2017年8月20日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2017年(平成29年)8月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
お金の話が出たら振り込め詐欺です。
「カバンを落としてしまった。今日中に払う小切手が入っている。後で返すからお金を貸してほしい。」息子を名乗る者からの電話から始まり、支払額を折半するという会社の上司、カバンが見つかったという警察から電話がかかる。次々と話が進んでいくなか、あなたは冷静でいられますか。
騙(だま)されてしまう人とは
振り込め詐欺は、誰にでも起こる犯罪です。
「自分は振り込め詐欺の知識があるから、騙されるはずがない。」は被害者のほとんどが口にする言葉です。
自分は大丈夫という意識のせいで、電話先の犯人を信用してしまったそうです。
70歳以上の人は要注意
振り込め詐欺の被害者は、家にいる時間が長い70歳以上の人が全体の約80%を占めます。
息子や孫を守りたい思いが、気持ちを動揺させ、騙されてしまうそうです。また、相手の口調に恐怖を感じて冷静な判断ができなくなることもあります。
警察に相談を
詐欺かもしれないと気づいたときは、迷わず警察に相談をしてください。
お金を騙し取られてからでは手遅れです。
警視庁小平警察署
生活安全課 犯罪抑止係
電話042(343)0110(内2162)
振り込め詐欺を防ぐために
電話先の相手を信じない
「すぐにお金が必要。」と言われても信じてはいけません。
急ぐ目的は、相談する時間や、落ち着く時間を作らせないことにあります。
本当に家族か確認できるような質問をすることで、電話の相手を見破ることができます。
ATMで還付金は受け取れない
犯人は、市職員などを装って、今日中に手続きをすれば還付金を受け取れると騙します。
しかし、還付金はATM(現金自動預け払い機)で受け取ることはできません。
電話でATMに誘導されたら詐欺です。
キャッシュカードは渡さない 暗証番号は教えない
犯人は、警察、デパート店員、金融庁職員を名のり、キャッシュカードの不正利用から口座預金を守るためと嘘を伝え、キャッシュカードと暗証番号を手に入れようとします。しかし、警察、デパート、役所などは、キャッシュカードを預かりません。
詐欺の電話に出ない
犯人は、会話を録音されることを嫌います。
防犯機能付き電話や、市販の自動通話録音機を取り付けて、通話前に会話を録音するアナウンスを流すことや、電話がかかってきても一度留守番電話からメッセージや電話相手を確認して、電話をかけなおすことも詐欺防止に効果的です。