小平市役所
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〒187-8701 東京都小平市小川町2-1333
代表 042-341-1211
市報こだいら3面の記事を抜粋して掲載します。
齋藤素巖彫刻の小径の作品は、ボランティアの洗浄作業などにより、設置から15年ほど経った今もきれいに保たれています。
ボランティアとして彫刻作品を大切に守る人たちに迫ります。
齋藤素巖彫刻の小径ができる前の平成17年ごろには、設置された後の作品を保全するボランティア部会がすでに立ち上がり、みんなで集まって、武蔵野美術大学などで勉強会をしていました。
平成18年4月に彫刻の小径のオープニングセレモニーが開かれ、その直後から、ブロンズ像のメンテナンス作業が始まりました。
現在も、春と秋の年に2回、定期的にメンテナンス作業が続けられています。
武蔵野美術大学の先生による調査で、彫刻の小径に設置されている作品はもともと室内用の作品として作られたものだったため、手入れをしないとあっという間に状態が悪くなってしまうものであることが判明しました。
そのため、設置後すぐにボランティアによる手入れを始めました。
継続的なメンテナンス作業のおかげで、設置から約15年たった今でも、彫刻の小径のブロンズ像は非常に良い状態が保たれています。
ボランティアに参加している人は、定年退職して、地域で何か自分にできることはないかと考え参加した人や、彫刻はメンテナンスがとても大切なので、メンテナンスに携わりたい、地域に恩返しがしたい、と考えて参加した人など、それぞれの思いを持って積極的に活動しています。
彫刻の小径で作業をしていると、狭山・境緑道を通る人に「きれいにしてくれてありがとう」などと声をかけてもらうことがよくあるそうです。
嬉しいのと同時に、声をかけてくれた人と緑道沿いの植物の話題で盛り上がるなど、会話が生まれて、作業がより楽しくなるといいます。
ボランティアとして作業に携わることで、色々な人との出会いが生まれる機会にもなっています。
素巖の作品の台座は、寄附を募って設置されました。
それぞれの台座には、寄附者の名前とコメントが入っていて、寄付した方の思いが込められています。
家族に2人いのしし年の人がいたので、いのししを選びました。
ボランティアのほかにNPO(非営利活動)の活動をしていて、プレートの言葉は、その中の一つの活動のテーマソングの歌詞です。
NPOの活動と、この曲を作った、私の好きなジャズシンガーの方のことを忘れないようにと、プレートに刻みました。 池田春寿さん
草も樹も、鳥も虫も、私達の仲間
ボランティアによって、春と秋にメンテナンス作業がなされ、作品がきれいな状態に保たれています。
まずは、ブラシで砂やゴミを取り除きます。
専用の洗剤を使って、ブラシで細かいところまでこすって汚れを落とします。
水で洗剤を流し、乾いた布で丁寧に拭きあげます。
齋藤素巖彫刻の小径は、単に作品を見るだけでなく、緑道の草木や花など、緑道のいろいろなところに視点を移して楽しめるところが魅力です。
作品も、想像上の生き物(かっぱ)があったり、自像と思われる人物像が多く見られたり、さまざまな雰囲気の作品を楽しむことができます。
学芸員による作品の解説とまち巡りガイドによる緑道沿いの地形や用水などの解説を聞きながら、齋藤素巖彫刻の小径を歩きませんか。
とき
3月12日(木曜)集合 午前9時30分、西武線小平駅
(注) 解散は正午ごろ、西武線花小金井駅。
費用
500円
定員
20人
申込み
2月5日(水曜)から、電話または電子メールで住所、氏名、電話番号をこだいら観光まちづくり協会へ(先着順)電話042(312)3954、メール[email protected]