市報こだいら:2020年7月20日号 3面(抜粋記事)
更新日: 2020年(令和2年)7月21日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
人との接触が制限された環境で 震災後の生活のために
地震発生後の生活は、電気、水道、ガスなどのライフラインが止まる、食料などの生活物資が手に入りづらくなるなどの状況が考えられます。
また、感染症の流行などで人との接触が制限された場合、より日頃の備蓄が大切になってきます。
緊急時の対応の確認を
地震が発生すると、行政機関には問合せが多く入り、電話がつながりにくくなります。
そのため、日頃から電気、ガス、水道など特にライフラインに関わる正しい情報や対応を調べる方法を確認しましょう。
なお、市では緊急時に小平市ホームページなどでライフラインの復旧情報などを掲載します。
停電情報や電気がつかないときの対処方法など
ホームページ検索
東京電力 停電情報
問合せ
東京電力パワーグリッド株式会社電話0120(995)007、 電話03(6375)9803
地震などによるガスメーター停止時の復旧方法など
ホームページ検索
東京ガス ガスメーターの復旧方法
問合せ
東京ガス株式会社お客さまセンター(総合) 電話0570(002)211
水道の断水や復旧見込みの情報
ホームページ検索 東京都水道局
問合せ 東京都水道局多摩お客さまセンター 電話0570(091)101、電話042(548)5110
日常生活で使うものを多めに買って消費する 回転備蓄で備えましょう
地震発生後からライフラインが復旧するまでの間は、備蓄品での生活が考えられます。
日常的に購入する食料品、生活用品、衛生用品などは少し多めに購入し、ふだんの生活の中で消費しながら買い足す回転備蓄で備えましょう。
ライフラインが復旧するまで
大地震が発生した場合、東京都のライフラインの復旧は、電気は7日、上下水道は30日、ガスは60日程度かかると想定されています。
そのため、生活に必要な水や調理で必要なカセットコンロ、情報を得るための通信機器用のバッテリーなど、最低限の生活ができる準備もしましょう。
災害時に役に立つもの
- カセットコンロ
- 懐中電灯
- 充電式ラジオ
- 通信機器用のバッテリー
- 簡易トイレ
災害時の断水に備えましょう
大規模な地震が発生した際、配水管の損傷などで小平市の断水率は最大で約55パーセントになると想定されています(首都直下地震等による東京の被害想定報告書・平成24年4月東京都より)。
断水した時に水を確保する方法を、事前に確認しましょう。
避難所などでの応急給水
被害状況などで給水拠点を決定します。
給水場所や時間の情報は、防災行政無線や広報車、小平市ホームページ、避難所掲示板などでお知らせします。
給水拠点は、小平市防災マップで確認できます。
避難所など
避難所となる市立小・中学校と小平元気村おがわ東では、災害用に設置している飲料貯水槽から応急給水をします。
また、消火栓などを利用した応急給水や給水車、ウォーター・パッカー(袋詰め)を利用した給水活動も行います。
震災対策用井戸
災害時、井戸所有者のご厚意により自宅などにある井戸を震災対策用井戸として開設します。
断水で自宅の水道が利用できない場合、生活用水などに利用できます。
井戸は、個人が所有するものです。
給水時には、マナーある行動で、ご近所同士で助け合いましょう。
利用の際は、「震災対策用井戸」の看板を掲げるお宅で、井戸の利用ができるかを確認し、給水用の容器を持って順番を守ってください。
東京都水道局 災害時給水ステーション(給水拠点)
東京都水道局では、災害時の飲料水確保として水道施設の耐震化を進めるとともに、災害時には浄水所などで災害時給水ステーション(給水拠点)を開設します。
ところ
- 小川浄水所(小川町1-847)
- 津田二号水源(津田町3-39-3)
- 上水南浄水所(上水南町3-12-36)
断水や復旧見込みなどの情報
東京都水道局では、ホームページや公式ツイッターで断水や復旧見込みなどの情報を随時お知らせしています。
ホームページ検索
東京都水道局
ふだんからの備え
水道水のくみ置き
地震後の生活で何より役に立つものは、生活で使えるくみ置きした水です。
清潔でふたのできる容器に水道水を口元一杯まで入れてください。
直射日光を避ければ3日程度、冷蔵庫に保冷で10日程度、飲料用として使用できます。
浄水器を通した水は、塩素の消毒効果がないため、毎日くみ替えてください。
問合せ
- 断水や災害時給水ステーションに関すること
東京都水道局多摩水道改革推進本部調整部経営改善課 電話042(548)5362 - 避難所や震災対策用井戸の応急給水に関すること
防災危機管理課 電話042(346)9519
震災後の生活のために 部屋の片づけ道具も備えましょう
震災後は、棚が倒れる、食器や窓ガラスが割れるなどの被害があります。
片づけをするとき、けがをせずに避難経路を確保するための道具の準備もしましょう。
- ガラスが散乱して手や足をけがにしないための手袋、スニーカー
- 割れ物を捨てるための新聞紙、ごみ袋、ほうき、ちりとり
- 割れた窓を応急処置するためのブルーシート、養生テープ、ガムテープ、段ボール
- 工具をまとめたもの
- スコップ・バール・のこぎり
震災時には、多数の火災や救助事象の発生が予想され、救助の手が届きにくくなります。
そのため、自宅の安全点検や地域の人との助け合いなど、自助・共助で災害に対応できるようにしましょう。
部屋に閉じ込められない家具の配置を
扉近くに棚を置くと、扉をふさいでしまい、部屋に閉じ込められてしまいます。どの部屋からでも逃げられるよう家具の配置を確認しましょう。