市報こだいら:2022年11月5日号 4面(抜粋記事)
更新日: 2022年(令和4年)11月5日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
令和3年度 小平市の財政事情
問合せ
財政課 電話042(346)9504
決算の特徴
小平市には、一般会計のほかに3つの特別会計(国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険事業)があり、歳入合計が前年度比6.5パーセント減、歳出合計が前年度比9.1パーセントの減となりました。
代表的な会計である一般会計の決算の特徴は、歳入では、地方交付税や繰越金は増となりましたが、国庫支出金や繰入金などが減となったため、前年度比11.0パーセントの減となりました。
一方、歳出では、民生費や衛生費などが増となりましたが、総務費や教育費などは減となり、前年度比14.6パーセントの減となりました。
令和3年度 一般会計・特別会計3事業の決算状況
一般会計
歳入
830億2,000万円
前年度比(パーセント)
△11.0
歳出
767億1,000万円
前年度比(パーセント)
△14.6
特別会計
- 国民健康保険事業
歳入
177億8,000万円
前年度比(パーセント)
6.3
歳出
174億円
前年度比(パーセント)
5.4
- 後期高齢者医療
歳入
44億5,000万円
前年度比(パーセント)
△0.1
歳出
44億円
前年度比(パーセント)
△0.5
- 介護保険事業
歳入
152億4,000万円
前年度比(パーセント)
6.3
歳出
148億1,000万円
前年度比(パーセント)
6.5
合計
歳入
1,204億9,000万円
前年度比(パーセント)
△6.5
歳出
1,133億2,000万円
前年度比(パーセント)
△9.1
令和3年度の主な事業
コロナ禍への対応
- 新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保
- 新型コロナウイルス感染症自宅療養者などへの支援
- 子育て世帯に向けた生活支援特別給付金・臨時特別給付金
- 生活困窮者に向けた住居確保給付金、自立支援金、臨時特別給付金
- 商工会による紙のスクラッチ付きクーポン券への補助、キャッシュレス決済へのポイント還元
- 事業者向け感染防止徹底協力金
- 子育て施設・介護事業所・障がい事業所など・公共交通事業者に向けた感染拡大防止対策や事業継続への支援
基本目標Ⅰ ひとづくり -人が育ち、学び、新たな価値を創造するまち-
- 子ども広場事業の充実
- 学童クラブの開設、民設民営学童クラブへの支援
- 保育園待機児童の解消に向けた緊急対策
- 学校施設の整備、学校体育館冷暖房設備設置
- 学校給食センターの更新および代替給食の提供
- GIGAスクール構想の実現に向けた環境整備
- こだいら健康ポイント事業のリニューアルなど
- 国指定史跡鈴木遺跡保存活用事業
基本目標Ⅱ くらしづくり -多様性を認めあい、つながり、共生するまち-
- 女性再就職サポート事業
- 児童発達支援センターの整備、障がい者グループホームの自立支援給付費などの支援
- 地域における介護予防や支え合いなどへの支援の充実
- 生活困窮者の包括的な支援体制の強化
- 被災者用備蓄の整備
基本目標Ⅲ まちづくり -自然と調和した、美しく快適で、魅力あるまち-
- ESCO事業を活用した照明LED化など
- リサイクルセンター地域還元エリアの整備
- 鷹の台公園・鎌倉公園の整備事業
- 下水道施設の老朽化対策事業、公共下水道雨水整備の推進
- 小川駅西口地区および小平駅北口地区市街地再開発事業の推進
- 都市計画道路整備、都市農業経営力強化事業
自治体経営方針関連
- 中央公民館、健康福祉事務センターおよび福祉会館の複合化
- 新住民情報システムの再構築、証明書のコンビニ交付の導入
- マイナンバーカード交付の推進
小平家・他家(26市平均)の家計簿
一般会計決算を家計に例えて、小平市と多摩地区の他市を、小平家と同じ人数の他家として1年間の家計簿を作成しました。
小平家は、家族の人数が同じ他家に比べて、収入、支出とも小さな額になりました。
その要因は、市税(給料)などが少ない分、人件費(生活費)や扶助費(学費・医療費)、普通建設事業費(家屋の増改築)などを抑えているためです。
小平市の財政指標
令和3年度の小平市の財政指標は表3のとおりです。
健全化判断比率は各指標とも健全な数値となっています。
経常収支比率は、地方交付税が伸びたことから、昨年度に比べ改善しています。
小平家・他家(26市平均)の家計簿
1年間の収入
- 市税(給料)
小平家 310万円
他家(26市平均) 340万円 - 各種譲与税、交付金(諸手当)
小平家 61万円
他家(26市平均) 61万円 - 分担金・負担金、使用料及び手数料(アルバイト収入)
小平家 17万円
他家(26市平均) 17万円 - 地方交付税・国・都支出金(実家からの仕送り)
小平家 363万円
他家(26市平均) 404万円 - 財産収入(古物売払い)
小平家 10万円
他家(26市平均) 17万円 - 繰越金(財布の中身)
小平家 35万円
他家(26市平均) 30万円 - 稼ぎの計
小平家 796万円
他家(26市平均) 869万円 - 繰入金(貯蓄取り崩し)
小平家 5万円
他家(26市平均) 18万円 - 市債(ローン借入金)
小平家 29万円
他家(26市平均) 33万円 - 収入計
小平家 830万円
他家(26市平均) 920万円
1年間の支出
- 人件費(生活費)
小平家 99万円
他家(26市平均) 107万円 - 扶助費(学費、医療費)
小平家 263万円
他家(26市平均) 274万円 - 公債費(ローン返済金)
小平家 32万円
他家(26市平均) 37万円 - 物件費、維持補修費(被服費、消耗品)
小平家 143万円
他家(26市平均) 143万円 - 補助費等(自治会費)
小平家 95万円
他家(26市平均) 143万円 - 積立金(貯金)
小平家 37万円
他家(26市平均) 31万円 - 繰出金(仕送り)
小平家 62万円
他家(26市平均) 68万円 - 普通建設事業費(家屋の増改築など)
小平家 36万円
他家(26市平均) 72万円 - 支出計
小平家 767万円
他家(26市平均) 875万円
(注) 普通会計ベース。
(注) 他家の数値は、26市の総計をもとに小平市の人口規模に合わせて算出しました。
(注) 1万分の1に縮尺、1万円が実際の1億円になります。
小平市の財政指標
財政力指数
令和3年度(令和2年度)
0.947(0.968)
0.910(0.960)
説明
財政力の強弱を示す数値です(上段:3か年平均、下段:単年度)。
単年度で1を超えるほど財源に余裕があり、普通交付税の不交付団体となります。
令和3年度は、全国では、1,718市町村のうち51市町村が不交付団体です。
経常収支比率
令和3年度(令和2年度)
83.1パーセント(91.0パーセント)
説明
財政構造の弾力性を測定する比率です。
高いほど財政運営が硬直化しており、政策的に使えるお金が少ないことを示します。
小平市の経常的な収入のうち、政策的な経費に使えるお金は16.9パーセントであることを表しています。
健全化判断比率
- 実質赤字比率
令和3年度(令和2年度)
-(-)
説明
一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。
小平市の場合、11.51パーセントを超えると警戒ラインです。
- 連結実質赤字比率
令和3年度(令和2年度)
-(-)
説明
一般会計、特別会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。
小平市の場合、16.51パーセントを超えると警戒ラインです。
- 実質公債費比率
令和3年度(令和2年度)
2.0パーセント(2.0パーセント)
説明
一般会計、特別会計、一部事務組合が負担する元利償還金などの標準財政規模に対する比率です(3か年平均)。
25.0パーセントを超えると警戒ラインです。
- 将来負担比率
令和3年度(令和2年度)
-(-)
説明
一般会計、特別会計、一部事務組合、土地開発公社が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率です。
350.0パーセントを超えると警戒ラインです。
資金不足比率
令和3年度(令和2年度)
-(-)
説明
小平市下水道事業会計における資金不足額の、事業規模に対する比率です。
20.0パーセントを超えると警戒ラインです。
(注) 上記標記中「-」は、黒字のため実質赤字比率、連結実質赤字比率、資金不足比率が、算定されないことを表し、また、将来の負担が少ないため将来負担比率が算定されないことを表します。
ふるさと納税で市の歳入5億706万円が失われました(市民が他の自治体へ寄付したふるさと納税額5億2,565万円、小平市に寄付されたふるさと納税額1,859万円)。
令和5年度採用 市職員募集
試験は、テストセンター方式(11月23日(水曜・祝日)から12月4日(日曜)のうち、都合のよい日程と会場を選択)で行います。
一般技術(建築)
採用予定人数
2人
応募資格
昭和45年4月2日以降平成17年4月1日までに生まれた方で、次のいずれかに該当する方
(就職氷河期世代まで対象)
- 大学・高等学校などにおいて建築技術関連科目(意匠または構造)を履修し卒業したか、卒業見込みである
- 建築の設計、工事監理、施工管理のいずれかの職務経験がある
- 構造の設計(構造計算等)、工事監理、耐震診断のいずれかの職務経験がある
- 建築確認の意匠または構造に関する審査(補助業務を含む)の職務経験がある
- 構造計算適合性判定(補助業務を含む)の職務経験がある
- 建築士(1級または2級)、構造設計1級建築士のいずれかの資格を有している
一般技術(機械)
採用予定人数
1人
応募資格
昭和45年4月2日以降平成17年4月1日までに生まれた方で、次のいずれかに該当する方
(就職氷河期世代まで対象)
- 大学・高等学校などにおいて建築・機械・電気技術関連科目のいずれかを履修し卒業したか、卒業見込みである
- 建築設備の設計、工事監理、施工管理のいずれかの職務経験がある
- 管工事施工管理技術者、技術士(衛生工学、機械、総合技術監理部門)、技術士補(衛生工学、機械部門)、建築士(1級または2級)、建築設備士、電気工事施工管理技術者、電気工事士、電気主任技術者のいずれかの資格を有している
申込み
11月18日(金曜)までに、小平市ホームページから専用サイトへ
(注) 事前に、小平市ホームページで採用試験要項を確認してください。
問合せ
職員課 電話042(346)9514
令和5年1月末まで 自動車使用の抑制を
冬は、自動車からの排出ガスで、大気中の二酸化窒素濃度が高まります。
市では、令和5年1月末まで「週に一度は乗らないデー」を合言葉に、エコドライブの推進など、自動車の使用を抑制しています。
- 週に一度は車に乗らない日にする
- 公共交通機関を積極的に利用する
- エコドライブで燃費の向上を図る
問合せ
環境政策課 電話042(346)9536
11月9日(水曜)~15日(火曜) 秋の火災予防運動
令和3年中の東京消防庁管内の火災件数は3,939件で、出火原因は、放火(疑い含む)、たばこ、ガステーブルなど、コンセント、電気ストーブの順となっています。
市内の主な出火原因は、電気に関連する火災が例年上位を占めています。
電気火災を防ぐために、次の点に注意しましょう。
- プラグおよびコンセントの周りは、定期的に清掃する
- たこ足配線をしない
- 電気コードの上に物を載せない
- コードを束ねない
問合せ
小平消防署予防課防火管理係 電話042(341)0119
受験生を応援 学習塾費・受験料を無利子で貸し付け
一定所得以下の世帯の中学3年生、高校3年生を対象に、受験に必要な学習塾費用や受験料を無利子でお貸しします。高校・大学などに入学した場合は、返済が免除されます。
貸付額
学習塾代20万円、高校受験料2万7千4百円、大学受験料8万円(上限)
申込み
電話で提出日を連絡のうえ、令和5年2月3日(金曜)までに、提出書類を問合せ先へ
(注) 土曜日(12月10日(午前)・17日(午後)、令和5年1月14日)に提出する方は、12月9日(金曜)までに、申し込んでください。
(注) 貸し付けには要件があります。詳しくは、お問い合わせください。
問合せ
小平市社会福祉協議会 電話042(344)1217