ヒメジョオン（生態系被害防止外来種リストの外来種）

　生態系被害防止外来種リストに選定されている北アメリカ原産の越年草です。
　強い繁殖力を持つことから、現在では全国的に広がっています。日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会　選定）にも選ばれています。
　繁殖能力が非常に高く、在来種の生育にも影響を及ぼしているとされています。

特徴

花

• 外側は白くて内側は黄色い花を咲かせます
• 花の大きさは2cmくらい
• 茎上部に多数の花をつけ、つぼみは上を向いています
• 開花時期は6月頃から10月頃

葉や茎

• 葉は細長くて先さきがとがった形で、ふちがギザギザしています
• 葉には表にも裏にも短い毛があって、少しざらつきます
• 茎の高さは50cmから130cm程度
• 茎の中は空洞ではなくつまっています

その他

　ハルジオンと類似していますが、茎が空洞な点や、上部の茎葉が茎を抱く点、つぼみが下を向く点などで区別できます。またハルジオンの花期はヒメジョオンより早いです。

生態系等への被害を防止するために

　外来生物法に基づくの規制の対象となっていない外来種ですが、生態系等への被害を及ぼすおそれがあるため、「入れない、捨てない、拡げない」の遵守など、取扱いには注意が必要です。

　ご自宅等の敷地で駆除する場合は、種子の散布を防ぐため、できる限り種子を付ける前に、抜き取りか刈り取りをしてください。
　駆除したら袋に入れ、燃やすごみとして処分してください。