平成19年度 第19回市民の会議・会議の要旨(1)
更新日: 2008年(平成20年)1月29日 作成部署:企画政策部 政策課
日時
平成20年1月19日(土曜) 午後2時~5時20分
会場
福祉会館第2集会室
参加者数
26人(欠席者30人)
傍聴者:1人
配付資料
- 12月15日市民の会議全体会議事要旨
- 1月10日運営委員会議事要旨
- 前文(案)、1月9日前文検討グループ議事録
- 小平市自治基本条例内容案(目的、他との関係、位置づけ、見直し部分)
- 環境条項を盛り込む提案(メンバーから2件)
- 骨子案についての意見(メンバーから2件)
- 自治基本条例の調整事項について(市からの説明資料)(添付ファイル)
会議結果の概要
1.前文について
- 前文検討グループから経緯の説明と、前文案の提案があった。
- 「市民自治」という用語を使うべき
- 「世界平和への連帯」についてよりわかりやすく表現してほしい
- 「持続可能な地域社会をめざす」ことについて賛成
- 「基本理念」という用語の使い方について
- 「まちづくり」という用語を使うべき
- 市政のルールとしての条例であることを強調したい
- 「多様な人々が仲良く暮らし」という表現は適切か
- めざすまちの姿について「文化的な豊かさ」にも触れたい
【今後の予定】
- 今日の意見を踏まえて、次々回、2月9日(土曜)の全体会で修正案を提案する。
2.起草グループからの提案
- 目的、他との関係、位置づけ、見直し部分について、起草グループから提案があった。
【出された意見】
(1)目的
- 条例の直接的な効力の及ぶ範囲での目的としたらどうか。
(2)国、都等との関係
- 「適切な関係を保つ」とあるが、現状の認識では「適切な関係」とは言えず、これから構築するものだと思う。
- 市と国、都は「対等である」というキーワードがほしい。
- 「適切な取り組み」をより具体的に表現すべき。
(3)他自治体との関係
- 他の政府とは、「必要に応じて」連携すればよいので、そのような表現を加えたい。
(4)国際的な関係
- 主語が「市」となっているが、誰をさすのか?
(5)条例の位置づけ
- 既存の条例は、直ちに自治基本条例との整合を図る必要がないという内容になっているが、それでもいいか。
- 小平市の既存の条例の中に、骨子案とバッティングする条例が具体的にあるのか?
- 「趣旨を尊重し、この条例との整合を図る」としておくことでいいのではないか。
(6)条例の見直し
- 条例の見直しは誰がするのか?
3.環境条項について
- 有志メンバーによるグループから提案があった。
- どのようにこの提案内容を条文として挿入ができるのか、みなで知恵を出し合いたい。
【今後の予定】
- 今日は時間がないので、提案説明のみとし、今後の全体会の議題とする
4.行政との意見交換
○市担当者
意見調整の趣旨として、今後条例案を提案する市長として説明できるような形にしていく必要がある。そのため、あえて批判的な視点での意見を述べることがあるかと思う。その際、「こうすれば説明がつくはずだ」というような反論をしていただき、意見交換したい。
【資料「自治基本条例の調整事項について」の説明】
【意見交換の内容】
(1)「地域コミュニティ」について
(2)オンブズマンと行政相談員制度
(3)参加及び協働についての「詳細な規定」について
【意見調整の方法について】
- それぞれの論点を、以下のように整理して進める。
- (1)「骨子案の内容として議論すべき事項」から優先的に議論していく。
(1)骨子案の内容として議論すべき事項
(1)-1市民の会議としては結論が出されているもの
(1)-2市民の会議としても結論が出ていないもの
(2)条文化の段階で議論できる事項
- メンバー及び市から出された意見をもとに、運営委員会で今後の進め方を検討して提案する。
議事録
今日の進め方(全体会)
- 前文について(30分)
- 起草からの提案(30分)
- 環境条項について(30分)
- 行政との意見交換(1時間30分)
1.前文について
○前文検討グループ
- これまで、計3回の会議をひらき作成した前文案を今日提案する。
- これまでの会議では、まず、前文案と解説文を合わせて作成することを決めた。次に、前文の構成について検討し、4つのカテゴリーに整理した。その構成にそって各メンバーが案を持ち寄り、ひとつにまとめた。
- 1月10日の運営委員会でも先立って提案し、出された意見を反映したものが今日提案している案である。
- 次回以降の全体会にて、前文案と解説文を合わせて提案したい。
- 解説文には、「グリーンロード」や「雑木林」「農風景」「福祉」「教育」などなど、具体的過ぎるために前文には入れなかったが重要なキーワードを触れる他、解釈が広がりそうな文言について説明する予定。
【前文案について出された意見】
(1)「市民自治」について
- 下から3行目、「市民本位の自治」とあるが、自治とはそもそも「市民自治」が基本であり正確な表現ではないか。
- 確かにそのとおりだが、「市民による」「市民のための」という趣旨を強調できないか。たとえば「市民主体の自治」など。
- 「市民主体の自治」とすると、他の主体による「自治」と並列なものとしての「市民による自治」という意味合いが出ないか。強調したいなら逆に「市民自治」のほうが適切だ。
- 下から2行目、「自治の基本理念」とあるが、ここは下から3行目と合わせて「市民自治の基本理念」などとしたらどうか。
- 「市民自治」とすると市民の活動の領域のみを指すように感じる。議会や行政も含めた自治、という表現になるのか?
- 下から4行目に、議会および市長への信託について触れているので、「市民自治」としても範囲を限定することにはならない。
(2)「世界平和への連帯」について
- 下から7行目に「世界平和への連帯」とあるが、意味がわかりにくい。「世界平和を希求する」のか、「世界平和維持活動への連帯」なのか?
(3)「持続可能な地域社会」について
- 下から6行目の「持続可能な地域社会」とはどのような意味か?
- その前にある「学びと仕事と暮らしの調和のとれた」社会を「持続可能」にするという意味であれば、よいと思う。
- 環境や財政など、現在の豊かさだけではなく、将来への責任を自覚した地域社会であるべき。そのような趣旨であればよい。
(4)「基本理念」について
- 下から2行目に「自治の基本理念及び原則」とあるが、同様のタイトルの条文が入ると整合がとれなくなるので、条項のタイトルとは違う表現にすべき。たとえば、「市民自治の基本的な理念と進め方」など。
(5)「まちづくり」について
- 文案のなかに「まちづくり」という言葉が一度も出てこない。骨子案では定義付けをして重要な言葉として扱っているので、前文の中でも使うべきではないか。
(6)市政のルールとしての条例であることについて
- この条例は、市民の抱負などではなく、市政をコントロールするためのルールであり、市民が信託している点を強調したい。
- 下から4段目の冒頭に、「そのために」と挿入し、めざすまちの姿を実現するための信託であることをわかりやすくしたらどうか。
- 下から2段目の冒頭の「そのために」は「いまここに」等に変更する。
(7)「多様な人々が仲良く暮らし」という表現について
- 下から7行目の「多様な人々が仲良く暮らし」という表現は前文として適切なのかどうか再考願いたい。
(8)めざすまちの姿について
- 市民の勤勉さに焦点が当たっているような印象を受けるが、「楽しさ」や「文化的な豊かさ」についても触れてほしい。
【今後の予定】
- 今日の意見を踏まえて、次々回、2月9日(土)の全体会で修正案を提案する。
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