小平地域教育サポート・ネット事業(地域学校協働活動)
更新日: 2024年(令和6年)8月9日 作成部署:教育委員会教育部 地域学習支援課
小平市教育委員会では、平成14年度から「小平地域教育サポート・ネット事業」として、地域住民等のボランティアの養成・積極的活用とコーディネーターの養成に取り組んでいます。
事業実施の経緯
地域社会における地縁的なコミュニティ機能が失われつつある中で、とりわけ地域でこどもを見守り、地域でこどもの教育を支援するといった「地域の教育力」の低下が社会的な問題として指摘されており、その再構築が行政の課題となっています。
平成12年度、小平市教育委員会は「地域で育てよう すこやかな子ども」を合言葉に、「21 こだいらの教育改革アクションプラン」を策定し、開かれた特色ある教育活動の実現(学校教育)と、世代を超えたコミュニティづくりの実現(社会教育)を目指しました。
平成14年度に東京都の「地域教育サポート・ネット事業(3年間の補助事業)」モデル地区の指定を受け、「未来を担う子どもたちを地域で育てる」ことを目指して、この事業を社会教育課(現在の地域学習支援課)の所管としました。
モデル校として小平第二中学校地区の4校(小平第六小学校、小平第十三小学校、小平第十五小学校、小平第二中学校)を対象に、学校支援ボランティアの養成・積極的活用とコーディネーターの養成事業に取り組み、3年間のモデル事業を通して、地域社会の教育力や、地域住民が持つ教育的な資源を学校教育に効果的に導入していくために非常に有効なものであることが実証され、さらに「開かれた学校づくり」を地域から呼び起こすということにもつながりました。
平成17年度からは、それまでの成果を踏まえ、市の単独事業「小平地域教育サポート・ネット事業」として、二中地区の充実と他の学校への拡大を目指して継続実施しました。
この事業では特に、学校と地域のパイプ役を果たすコーディネーターの存在が大きくなっています。
平成20年7月から国の委託事業、平成23年度からは国の補助事業を活用し、平成23年11月1日付けで、市内27校(全校)にコーディネーター世話人を配置することとなり、令和6年4月現在では延べ51人の方が活躍しています。また、令和3年度から、コーディネーターへの相談対応及び助言等を行う統括コーディネーターを配置しています。
事業の効果
効果については、主に以下のようなことがらが挙げられます。
- 本物の体験、学習の幅が広がる、様々な人との出会いがこどもの夢を育てる(こどもにとって)
- 地域の人たちの力を借りて、今まで実現できなかった授業を行うことができる(教員にとって)
- こどもから元気をもらえる、生きがいとなる、自分の将来に役立つ(ボランティアにとって)
事業の展開
保護者や地域の方々による学校への「支援」から、地域と学校双方向の「連携・協働」を推進し、「個別」の活動から「総合化・ネットワーク化」へと発展させた「学校を核とした地域づくり」を目指す「地域学校協働活動」に取り組みます。
小平市教育委員会では、この事業の充実を図るために、
- 環境整備(必要に応じて学校を訪問し、実情把握、校長との意見交換等)
- 事業PR(事業についての市民の理解、ボランティアの拡大等)
- 財政援助(講座の講師謝礼等の負担)
- 情報提供(ボランティアに役立つ情報の提供等)
等に努めながら、あわせてコーディネーターのスキルアップを図っています。
ボランティアの養成講座、各学校の特徴的な取り組み等
地域学習支援課と各学校では、ボランティアとして活動してもらうための講座や、既にボランティアとして活動している方のスキルアップのための各種講座を開催しています。
ボランティア養成講座の開催状況や各学校の特徴的な取り組みについては、以下の各ファイルをご覧ください。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Reader(無料)が必要です。
Adobe社のサイトからダウンロードできます。(新規ウィンドウが開きます)