小平市役所
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適切な飲酒は、気分を和らげ、生活の楽しみにもなりますが、多量にとることは、健康に悪影響を及ぼすばかりでなく、社会問題の原因にもなります。お酒との上手な付き合い方や飲酒による健康への影響について学び、節度ある適度な飲酒を心がけましょう。 |
適量のお酒を楽しく飲むことが、心と体の健康への第一歩です。
厚生労働省は、1日に平均純アルコールで約20グラムまでを適量としています。これは健康な成人男性が約3~4時間で分解できる量です。ただし、個人差があり、体質的にお酒に弱い人・女性・高齢者は分解にもっと長い時間がかかりますので、適量もこの限りではありません。
アルコール約20グラムに相当する目安量とエネルギー
お酒はアルコール濃度が高くなると、それに比例してエネルギーも高くなります。また甘くないものでも糖質が含まれているものがあり、意外に高エネルギーです。消費しきれないアルコールや糖質は、中性脂肪となって肝臓や内臓脂肪に蓄えられます。
空腹時のお酒は避ける
空腹時は胃が空っぽのため、お酒を飲むとあっという間にアルコールが吸収され、悪酔いの原因となります。また、胃壁を守るものがないため、強いお酒は胃の粘膜に直接ダメージを与えてしまいます。
飲み方の工夫
ストレートやロックではなく、水割りやウーロン割りにするなどお酒の飲み方を変えることができるとアルコール量を抑えたり、胃への刺激を和らげたりすることができます。
また、お酒と一緒にときどきお水を飲みましょう。お水が口の中をきれいにし、お酒を美味しく味わうことができるだけでなく、胃へのアルコールの刺激を弱くし、飲み過ぎの予防になります。
美味しい食事と一緒に
お酒を飲む時、食事も一緒に摂っていますか。
お酒だけを飲んでいると、アルコールが吸収されやすくなるため、アルコールの分解作業が間に合わずに酔いが回りやすくなり、肝臓にも負担がかかります。
飲み始めたら、肝臓の働きを助けるためにも、美味しい食事を一緒に摂りましょう。
休肝日は週2回
肝臓は、栄養素の代謝・消化酵素やホルモンの製造など、たくさんの仕事をしている大切な臓器です。アルコールが入ってくると、アルコールを分解する仕事が過度に加わり、肝臓に負担がかかります。
肝臓にいつも通り仕事をしてもらうためには、週2日程度の休肝日が必要です。また、休肝日を設けることは、アルコール依存症を防ぐことにもつながります。
みなさんは、自分にとっての「適量」を意識して飲んでいますか。
アルコールの適量は、体重・性別・年齢・アルコールの分解能力の違いなどにより、かなり個人差があります。
女性の適度な飲酒量は男性の2分の1から3分の2くらいとされています。また、一般的に女性は男性に比べて肝臓障害など飲酒による臓器障害をおこしやすく、アルコール依存症になるまでの期間も短いと言われています。
どの程度のお酒で自分がどんな状態になるかを知っておくことが大切です。自分の適量と体調を考えて、お酒を飲むようにしましょう。
1日当たりの純アルコール摂取量が、成人女性で20グラム以上、成人男性で40グラム以上の飲酒を続けていると、様々な健康問題問題のリスクが高まると言われています。過度な飲酒が続くことで、肥満や高血圧、心疾患、糖尿病さらには脂肪肝、アルコール性肝炎、がんなどの体の問題が起こりやすくなるだけでなく、睡眠障害やうつ病、アルコール依存症などを引き起こしてしまう恐れがあります。
女性と飲酒
妊婦・授乳中の飲酒
未成年者と飲酒 (注)20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
その他の問題
寝つきをよくするために寝酒をしたり、うさ晴らしのために飲酒をすることもあるかと思いますが、定期的に大量飲酒を繰り返していると、逆に不眠の原因になったり、うつ、不安が強くなっていきます。さらに大量飲酒を続けると、アルコール依存症へと進行し、お酒がないといられなくなる状態となり、精神疾患のひとつです。その影響は精神面にも、身体面にもあらわれます。また、仕事や家庭生活など生活面にも支障が出てくることがあります。家族や友人など周りの人が、依存症について正しい知識と理解を持ち、早めに治療や支援につなげていくことが大切です。
アルコール依存症について詳しく知りたい方はこちらへ⇒厚生労働省 アルコール依存症(外部リンク)