市報こだいら:2016年1月1日号1面(抜粋記事)
更新日: 2016年(平成28年)1月1日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
あけましておめでとうございます
コミュニティタクシー(ぶるべー号)鈴木町ルートに、装い新たな車両がデビュー。
自治会、商店会などで構成する小平南東部地域コミュニティタクシーを考える会が、嘉悦大学の学生にデザインをお願いしたものです。
「地域の方々に親しんでもらいたい」との願いを込めて、12月から運行を開始しました。
年頭にあたって
小平市長 小林 正則
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
市政運営にあたりましては、引き続き現実的な課題に向き合い、将来的な展望に立ち取り組んでまいります。
平成26年の、小平市の出生率は1・40で、多摩26市では4番目に高いものの、平成72年には人口が14万人台になると推計されています。
市では人口減少や急速な少子高齢化に対応するため、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を進めています。
市の戦略の基となる国の総合戦略では、平成72年の人口を1億人に留めるとし、そのために出生率を平成52年に2・07まで回復させることを目指し、さまざまな政策を打ち出していくとしています。
国が示す目標の実現には大変な困難が予想されますが、地方自治体にとって人口減少などの課題は避けて通れません。
特に基礎自治体は明確なビジョンを示し、具体的な施策に取り組んでいく必要があります。
市では、観光まちづくり振興プランの基本コンセプトを「プチ田舎」とし、郊外の優れた環境を擁し、都市の利便性も持ちあわせる市の魅力を生かしてまいります。
小平は平らな地形で農地が多く残り、玉川上水、野火止用水などを基軸にほどよく自然や緑が存在します。
一方で大学が多く、7つの鉄道駅があり、都心へのアクセスにも優れます。
まずは皆様にこうした市の魅力を理解していただき、身近にある地域資源を活用し、情報発信していただきたいのです。
それが、新たに小平に住み、また永く住み続ける人を増やすことにつながり、活力あるまちの実現に結びつきます。
今後も魅力あるまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご支援をせつにお願い申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。
小平市議会議長 宮寺 賢一
新年明けましておめでとうございます。
皆様には、日頃から小平市議会に対して温かいご支援とご協力を賜り、市議会を代表して厚くお礼申し上げます。
昨年は、日本人のノーベル物理学賞、医学・生理学賞の受賞を始め、ラグビーワールドカップで、日本代表が3勝を挙げるなど明るい話題がありました。
その一方で、関東・東北豪雨により鬼怒川や渋井川の堤防が決壊し大きな被害が発生するなど、自然の持つ力の恐ろしさを思い知らされる出来事がございました。
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
市議会におきましては、昨年4月の市議会議員選挙により、8人の新議員を迎えました。
この新たな体制の中、これまでの議会改革の流れを止めることなく、平成26年3月に施行されました議会基本条例に規定する議員のあるべき姿や市議会の目指すべき姿などの理念や目的を果たすべく、引き続き、着実に取り組みを進めてまいりました。
その一環として、本会議での一般質問に加え、文書による質問を市長に行ったほか、委員会においては、議案の審査などを行う際に、市長などに対する質疑だけでなく、議員同士で議論を尽くすために自由討議を行いました。
また、7月と11月には、市民と議員が自由に情報や意見を交換する場として議会報告会を開催し、市政の課題や問題点など多くのご意見をいただきました。
今後とも、皆様にとって市議会が身近なものとなるよう努めるとともに、皆様から多くの声をいただきながら活発な議論を行い、市政の発展のために尽くしてまいります。
結びに、本年が皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心からお祈りし、新年のごあいさつとさせていただきます。