市報こだいら:2017年4月20日号 6・7面(抜粋記事)
更新日: 2017年(平成29年)4月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
この先10年のまちづくり 都市計画マスタープランを改定
少子化・超高齢社会の進展など社会経済状況の変化や、まちづくりに関わる法令・計画などとの整合を図るため、約3か年をかけて、「小平市都市計画マスタープラン」を見直しました。
小平市都市計画マスタープランは、市政資料コーナー(市役所1階)、小平市ホームページでご覧になれます。
なお、冊子の販売は、5月中旬を予定しています。
問合せ
都市計画課 電話042(346)9554
都市計画って
まちでは、多くの人が日々の生活を営んでいます。
そのまちを安心で、快適に暮らせるようにするには、土地の利用に関するルールが必要です。
また、生活に必要な道路や公園などの施設を整備することも重要です。
このような都市づくりに向けた一定のルールや施設の整備計画を都市計画といいます。
都市計画マスタープランとは
都市計画マスタープランは、都市計画法に基づいて策定するもので、主に都市計画の視点から、まちの将来像や目標、地域のまちづくりの方針などを示す計画です。
これにより市民や事業者と市が都市の将来イメージを共有してまちづくりを進めることができます。
そのため、多くの市民の意見を伺いながら「小平市都市計画マスタープラン」の見直しを行ってきました。
プランの全体構想
まちの将来像
みどりつながる快適生活都市こだいら
誰もが快適さを感じられるまち
小平らしさが受け継がれるまち
人と人とがつながるいきいきとしたまち
まちづくりの目標
“顔”をもったまちをつくる
“みどり”を感じられるまちをつくる
“にぎわい”を育むまちをつくる
“ひと”にやさしいまちをつくる
市民の“ちから”を活かせるまちをつくる
参加と協働のまちづくり
今回の改定では、見直し検討委員会、まちづくりカフェ、まちづくりサロン、市民アンケート調査、市内中学校アンケートなど、たくさんの市民の方々の意見を伺いながらマスタープランを策定しました。
今後も、まちづくりに関する情報を提供し、市民の方々に参加いただきながら、マスタープランの実現に向けて、市民、事業者、市の協働によるまちづくりを推進します。
樋口智子さん
小平市都市計画マスタープラン見直し検討委員会 市民公募委員
大切なのはマスタープラン策定後の具体的なまちづくりだと思っています。
昨年、一橋学園に出店した雑貨屋には、高齢の方もフラッとお越しくださいます。
いろいろとお話することで、モノとは違う満足を提供できているようです。
このような人と人のつながりによって、一橋学園のまちづくりに貢献したいと思っています。
緑川多喜男さん
まちづくりカフェ 参加者
歴史ある自然を維持して、地域の特徴に合った便利さがある、住みよい小平のまちにしたいと思っていましたが、まちづくりカフェに参加して、同じ思いの市民が多いことがわかりました。
今後も、地域のボランティア活動などを通じて、人のつながりを大事にすることで、より住みやすいまちにしていきたいと思います。
プランの地域別構想
地域区分の考え方
本マスタープランでは、西、中央、東の3つの「地域」と、今後、市街地再開発事業などの具体的な事業等が計画されている鉄道駅周辺として「鉄道駅周辺地区」(小川駅、小平駅、花小金井駅周辺)のまちづくりの方針を示しています。
西地域のまちづくり方針
- みどりを活かした生活空間の形成
- 民間活力を活かした新たな拠点づくり
- 良好な道路交通ネットワークの形成と沿道のまちづくり
- 学生・商店主(事業者)と連携したまちの活性化
鉄道駅周辺地区<小川駅>
- 小川駅西口地区市街地再開発事業の促進
- 小平都市計画道路3・4・10号線の整備推進 など
中央地域のまちづくり方針
- シビックゾーンを有する地域としての拠点性の向上
- 良好なみどりの空間の保全・活用
- ひとが中心の魅力的な都市軸の形成
- 商店街を中心としたまちの活性化
鉄道駅周辺地区<小平駅>
- 小平駅北口地区市街地再開発事業の促進
- 小平都市計画道路3・4・19号線の整備推進 など
東地域のまちづくり方針
- にぎわい拠点としての充実・強化
- 質の高い幹線道路整備と適切な沿道まちづくり
- 駅周辺の一体的なまちづくり
- 良好なみどりの空間の創出
鉄道駅周辺地区<花小金井駅>
- 小平都市計画道路3・3・3号線の整備促進
- 鉄道立体化の実現 など