市報こだいら:2017年10月1日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2017年(平成29年)10月1日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
響け小平19万人の情熱 第42回小平市民まつり
今年も、ふるさと小平の秋を華やかに彩る、小平市民まつりの季節がやってきました。
あかしあ通りでは、色とりどりで愛らしい手づくりの子どもみこし、強い団結力が売りの市内ダンスチームによるダンスパレード、演奏や趣向を凝らしたパフォーマンスが楽しいパレード、迫力あふれる大人みこしがまつりを盛り上げます。
模擬店も多数出店します(詳しくは2・3面)。
市制施行記念日を迎えて 小平市長 小林 正則
市制施行55周年にあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。
現在、わが国は急速に進む少子・高齢化や、経済的な格差の拡大などの中で先の見えない状況にあります。
日本が初めて迎える人口減少社会の中で、将来への不安感が強くなっているのではないでしょうか。
幸い小平市は、高齢化は進んでいるものの、人口は若い世代を中心にまだ微増傾向にあります。
その要因のひとつとして、緑が多く自然環境に恵まれながら、都心への交通アクセスが良いという、いわゆる「プチ田舎」の魅力があると思います。
一方で、保育園の待機児童の増加、学童クラブ室の不足、更に小・中学校の教室が不足するなどの問題が発生しており、現在、緊急の課題として解消に向けて取り組んでおります。
しかし、人口増の傾向は一時的なもので、近い将来必ず減少傾向に入ります。
今後の課題として、今から将来人口を見据え、百80余りの公共施設の老朽化による更新を、統合や複合化、再配置などによって対応を図っていく必要があります。
さらに、ソフト面では急速な高齢化に対応するさまざまな受け皿作りが必要です。
いずれも過去に経験をしたことのない課題です。
これらの解決には、地域住民の皆さんのご理解とご協力が不可欠です。
そして、その手法としての全体構想は、今後策定を予定している平成33年度からの次期長期総合計画や、公共施設マネジメントなどの着実な実行であります。
これらの目指すところは、総合的でかつ計画的なまちづくりであるとともに、市民の皆さん一人一人がそれぞれ地域社会の中で役割を持ち、そしてその能力が最大限生かされるまちづくりであると考えます。
人口減少社会の到来をマイナスに捉えるのではなく、真に豊かな社会づくりの好機と捉え、将来世代への責任として小平市の創造に向け「こびず」、「おもねらず」、「諦めず」の精神で覚悟を持って市政運営に取り組んでまいる決意であります。
市民の皆さんの英知をお借りしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。