市報こだいら:2019年2月20日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2019年(平成31年)2月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
こだいらの丸ポストを巡る
ふだん、郵便物を入れる丸ポスト。
何気なく見慣れている丸ポストが実は貴重なものであることを知っていますか。
市内には都内で最も多い37本の丸ポストが残っています。
小平と丸ポスト
明治34年に丸い形をした鉄製のポストが考案されてから、丸ポストは長い間使われてきました。
昭和45年に丸ポストの製造が中止され、次第に丸ポストは箱型のポストへと変わっていきました。
市内でも、箱型ポストに変わっていく中で、丸ポストを設置している商店に意向を確認したところ、愛着のある丸ポストのままが良いと答えた商店が多かったそうです。
そのため、市内には多くの丸ポストが残っています。
日本一の丸ポストがあるまち
市内に多く残された丸ポストでまちおこしをしよう、という動きが大きくなったのは平成19年のこと。
丸ポストが好きな市民や商店などが力を合わせて、丸いポストのまち こだいらを象徴するものとして、日本一大きな丸ポストを製作し、平成21年10月に小平市へ寄贈しました。
日本一丸ポストは、ルネこだいら前に設置されていて、投かん口が高さ2.1メートル地点と1.44メートル地点の2箇所あり、通常の郵便ポストとして利用されています。
日本一丸ポストは、丸ポストの好きな市民や商店などが一緒になって作り上げました。
自分で図面を手作りすることからはじめ、材料に土管や中華鍋を使ったり、取り出し口の扉が割れないように中に鉄板を入れたり、さまざまな工夫がなされています。
ポストの製作自体は主に左官屋さんなどの職人の方が参加しましたが、製作費の募金に協力してくださるなど、陰で丸ポストの製作を応援し続けてくれた方たちの存在も大きな支えになりました。
こだいら・日本一丸ポスト愛好会 内野三次さん
丸ポストを守る
今ある丸ポストを、移設しながら保存していく動きもあります。
大沼町にあるガスミュージアムでは、文明開化の時代の雰囲気がある丸ポストを設置したいと希望していました。
1月31日(木曜)に、市内の郵便局で使われていた丸ポストがガスミュージアムへ移設されました。
移設されたポストは、明治時代の風景を再現するとともに、通常の郵便ポストとしても利用されています。
丸ポストを探してみよう
丸ポストは市内の商店の前や公園など、さまざまな場所にあります。
こだいら観光まちづくり協会では、現在市内の丸ポストの場所が分かる地図を制作しています。
仲間と一緒に丸ポストを探そう 小平丸ポストロゲイニング
2から5人のグループで、地図に示された市内の丸ポストや特定の地点を巡って得点を競います。
とき
3月10日(日曜) 午前10時から 9時30分受付
集合
JA東京むさし小平ファーマーズ・マーケット2階ホール
費用
チーム登録料1,000円、参加料1人500円(小・中学生200円)
定員
50チーム
(注) 1人での参加は不可。
申込み
3月8日(金曜)までに、ホームページへ
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問合せ
こだいら観光まちづくり協会(学園東町1-17-9)電話042(312)3954