小平市役所
法人番号:2000020132110
〒187-8701 東京都小平市小川町2-1333
代表 042-341-1211
更新日: 2022年(令和4年)3月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
近年、特殊詐欺の被害が増加しています。
被害に遭った方は、「自分がだまされるとは」と口にします。
詐欺について知るだけではなく、対策を学ぶことで詐欺被害に遭わないようにしましょう。
問合せ
小平警察署生活安全課防犯係 電話042(343)0110
家族や知人、警察や役所、銀行の職員などを装って、お金をだまし取る詐欺などを特殊詐欺といい、被害は増加しています。
被害に遭うのは高齢者がほとんどで、市内では、令和3年に約1億6,000万円(1件当たり約240万円)もの被害が出ています。
息子や孫の名をかたり、金銭を要求してくるオレオレ詐欺をはじめ、さまざまな手口があります。
特に被害が多い2つの詐欺と、その対策を紹介します。
電話で「キャッシュカードが不正に利用されています。お調べするので、キャッシュカードと暗証番号を確認しに伺います」などとうそを言い、訪問してきたときにキャッシュカードと暗証番号を書いた紙を封筒に入れさせ、隙を見てキャッシュカードを別のカードにすり替えます。
警察官や銀行の職員が暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かることはありません。
(注) 市内では、受け子といわれる犯人の仲間が自宅にカードを取りに来る手口での被害が増加しています。
だまされないための対策
ATM(現金自動預け払い機)の操作を携帯電話で誘導し、お金をだまし取ります。
「医療費の過払い金があるので、ATMで手続きをしてください」などと言い、ATMの操作を指示してきます。
言われるがままに操作をすると、いつの間にか犯人の口座にお金を振り込む形でだまし取られています。
役所などの公的機関が、還付金をATMの操作により返還することはありません。
(注) 警察では、STOP(ストップ) ATMでの携帯電話対策を実施中です。
だまされないための対策
犯人は被害者の不安をあおり、自分のペースに引き込んで話をしてきます。
自分はだまされないと思っていても、話しているうちにいつの間にかだまされてしまいます。
犯人にだまされないために、以下のポイントを覚えてください。
自宅の電話は、常に留守番電話に設定してください。
知らない番号や非通知番号からかかってきたときは、すぐには電話に出ず、録音されたメッセージなどを確認し、必要な人にだけ折り返し電話をしてください。
(注) 防犯機能付電話や自動通話録音機を取り付けることが、詐欺防止に効果的です。
電話の相手が公的機関の職員などを名乗っても、暗証番号や預金残高は絶対に教えないでください。
銀行の職員や警察官などに成り済まして「キャッシュカードを預かります」と訪ねて来ても、玄関を開けず、キャッシュカードや現金は絶対に渡さないでください。
電話に出る時に、これらのポイントを頭に入れておくだけでも、被害に遭う確率を格段に減らせます。
また、家族で電話をかけるときの合言葉などを決めておくことも大事です。
詐欺を他人事だと思わずに、家族・地域の絆で被害を防ぎましょう。
詐欺の手口や被害を知っていても、いざ自分の身に起きると、焦って被害に遭ってしまうことがあります。
電話をしていておかしいと感じたら、迷わず110番通報をしてください。
小平警察署では、詐欺の電話で犯人がよく使うキーワード集のチラシを配布しています。
電話機の周辺に貼り付けるなど、電話をするときに目に入る場所に用意して、詐欺を防止しましょう。
問合せ
小平警察署生活安全課防犯係 電話042(343)0110