特定外来生物の「ハイイロゴケグモ」にご注意ください
更新日:
2024年(令和6年)8月9日
作成部署:環境部 環境政策課
複数の公共施設の敷地内で特定外来生物に指定されているハイイロゴケグモやその卵のう(卵がたくさん入っている袋状のもの)が発見されています。
生息域の拡大防止のため、発見したときの駆除に御協力をお願いします。なお、駆除は手で触らず、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)などを使用してください。
ハイイロゴケグモの見分け方や生息している可能性がある箇所等については下記をご覧ください。
特定外来生物「ハイイロゴケグモ」について
特徴
- メスはオスより大きく、メスの体長は約6~10ミリ、オスは約3~5ミリ。白から黒まで体色には変異があります。
- 腹面に砂時計の模様があり、背面の腹部は球状で縁取りのある斑紋があります。
- メスは毒を持ち、咬まれると局所の痛みや腫れが生じます。
- 卵のう(卵がたくさん入っている袋状のもの)は、白くて丸い形をしており、表面に凹凸があります。
- 現在は、世界中に分布しており、日本では平成7年に初めて国内で発見されました。
更に詳しい特徴、見分け方については、環境省(九州地方環境事務所)のホームページ(外部リンク)もご参照ください。
生息箇所
日当たりが良く、温かいところを好みます。地面や人工物のあらゆる窪みや穴等に落ち葉などをつけた不規則な巣をつくり、そばに潜んでいます。
- 排水溝の中やふたの裏側
- 花壇の隙間
- 縁石の穴
- 自動販売機の裏
- 壁のわれめや鉄柵の隙間
- エアコンの室外機の下 など
ハイイロゴケグモを見つけたら
- 家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法で駆除してください。
- ハイイロゴケグモの卵のうは家庭用殺虫剤が効かない場合があります。卵のうを見つけたら、踏みつぶす等によって、確実に駆除してください。
(注)素手で触らないようにしてください。
ハイイロゴケグモと疑わしきクモを発見した場合は
- ハイイロゴケグモかどうか判別できない場合は、該当のクモの写真データを環境政策課へ送ってください。
- 写真は、体の模様を確認できる背面・腹面のもの(上記特徴にある写真と同程度)が必要です。なお、小さなクモのため、デジカメ等で接写したものをさらに引き伸ばす必要があります。
ハイイロゴケグモに咬まれたときは
傷口を流水や石けん水で洗い、医療機関を受診してください。
- ハイイロゴケグモは攻撃性はありませんが、触れると咬まれることがあります。
- 日本ではハイイロゴケグモの毒での死亡例は報告されていませんが、咬まれると局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。
- 通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあり、重症化すると、進行性の筋肉麻痺が生じます。
市有公共施設の敷地内における発見事例
令和6年7月17日 ハイイロゴケグモ(オス)と判明(捕獲は7月16日) 市内初
令和6年7月25日 ハイイロゴケグモ(メス及び卵のう)を別の公共施設で確認
令和6年8月6日 ハイイロゴケグモ(メス)をさらに別の公共施設で確認
(注)以降も、市内で発見されています。
参考
環境省:セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!(外部リンク)
東京都環境局:気をつけて!危険な外来生物(外部リンク)
東京都保険医療局:セアカゴケグモとハイイロゴケグモ(外部リンク)