ペットのための非常時の備え
更新日: 2025年(令和7年)4月11日 作成部署:環境部 環境政策課
災害時や飼い主さんの万が一の時に備え、ペットの情報を整理・整備しておくことと、災害時に備えた事前の対策についてお知らせしています。
ペット情報の整理・整備
ペット情報を予め整理・整備しておくことの重要性
災害時以外でも、急に入院することになった、外出先での事故でしばらく家に帰れなくなった、飼い主さんが亡くなってしまった…こんな時、家に残ったペットのお世話をしてくれる人はいますか?
ペットは自ら助けを求めることができません。飼い主さんがご自分の万が一の時に備え、ペットの情報を予め整理・整備しておくことは必要不可欠です。
どんな情報を整理・整備しておけばよいの?
- 飼い主の連絡先
- 飼い主以外の緊急連絡先、預かり先などの情報
- ペットの情報、写真
- ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
特に、緊急連絡先や預かり先になっていただく方とは、必ず、事前に了解を取り、また、実際に託すことになったときのことを相談しておくなど、予め段取りを決めておきましょう。
ペット情報カード
ペットに関する情報をバラバラに集めただけでは、第三者が全体像を把握しづらくなるため、ツールを利用して情報を整理することが有効です。
このため、ペットの情報を整理する際の一助として、また、緊急時に駆け付けた方が必要な情報を網羅できるよう、小平市地域包括支援センター「小川ホーム」さんが、『~今も もしもの時も安心~ ペット情報カード』を作成しておられます。
この度、小川ホームさんの承諾を得て、小平市のホームページから『ペット情報カード』をダウンロードできるようになりましたので、ご活用ください。
~今も もしもの時も安心~ ペット情報カード(Word版)(Word 20KB)
~今も もしもの時も安心~ ペット情報カード(PDF版)(PDF 88.9KB)
ペットを守る緊急連絡カード
『ペット情報カード』と同種のものとして、東京都動物愛護相談センターのホームページからは『ペットを守る緊急連絡カード』がダウンロードできます。
名刺サイズですので、お財布などに入れて、普段から持ち歩くことができます。
東京都動物愛護相談センター「ペットを守る緊急連絡カード」のページへ(外部リンク)
ペット情報はどこに保管すればよいの?
ペットの情報は、緊急時にすぐ持ち出せるよう、人の目につくところに置いておきましょう。
一例として、上記『ペット情報カード』を、ひもで吊り下げる形の薄いポーチのようなものに入れて、玄関ドアの内側や冷蔵庫前面に常備することなどが考えられます。
『ペット情報カード』と併せて『ペットを守る緊急連絡カード』も作成し、『ペット情報カード』は自宅に常備、『ペットを守る緊急連絡カード』はお財布に入れて持ち歩くなど、複数のツールを併用することも有効です。
ペット情報は定期的にメンテナンスしましょう
ペットの情報は定期的にチェックして、修正しましょう。飼い主以外の緊急連絡先、預かり先となる方とも定期的に段取りなどを確認しましょう。
災害時に備えた事前の対策
ペットとともに避難所で過ごすことになった場合に備え、ペットが他の避難者から温かく受け入れてもらえるよう、また、ペットが安心して避難所で過ごせるよう、日ごろから以下のような準備をしましょう。
ペットのしつけ
避難所で過ごす場合に周囲の迷惑にならないよう、また、飼い主やペットのストレスを減らすため、むやみに吠えない、クレート、キャリーバックやケージに慣らしておく、他人に友好的に接することができるなどのしつけを普段からしておきましょう。
ペットが迷子にならないための対策
災害時には、ペットと離れ離れになってしまうかもしれません。ペットが飼い主のもとに戻れるように、ペットには首輪と迷子札(犬は鑑札、注射済票)、マイクロチップの装着をしましょう。
ペットの防災用品の準備
ペットの命や健康にかかわるものを優先に、以下のようなものを用意しすぐに持ち出せるよう、取り出しやすい場所に保管することも大切です。
- フード(餌)、水
- 常備薬、療法食
- 首輪、ハーネスとリード(丈夫なものが良い)
- トイレ用品(トイレシート、猫砂、新聞紙等)
- クレート、キャリーバック、ケージ(ハードタイプの積み重ねられるものがあると良い)
- 食器
- 健康の記録やペットの写真
- その他必要なもの(おもちゃ等)
預け先の確保
避難所では飼い主とペットは同じスペースにいることはできません。また、不自由でストレスの多い環境で過ごすペットの世話をこまめにすることができないことも考えられます。
そのため、避難所ではないペットが過ごせる場所(親族・知人、ペットホテルなど)をあらかじめ確保しておくことも一つの手です。
災害が起こったときは
自身の安全確保が第一
災害が起こったら、まずは自身の安全を確保しましょう。飼い主が無事でないとペットを守ることはできません。
ペットとの同行避難
- 避難所へ避難する際は、ペットは同行避難が原則となります。
- ペットはケージやクレート、キャリーバッグなどに入れて避難してください。
- 飼い主の居住スペースとペットのスペースは別の場所になります(ケージ等は避難所の所定の場所に設置してください)
- 避難所におけるペットの管理(餌や排せつ物の処理)は飼い主が責任を持って行ってください。避難所では飼養ルールを守り、他の避難者への配慮をお願いします。
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