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小平南西部地域における公共交通のまとめ(検証と今後)

更新日: 2022年(令和4年)3月22日  作成部署:都市開発部 公共交通課

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小平南西部地域における、コミュニティタクシー実証実験運行の検証結果をとりまとめました。

小平南西部地域コミュニティタクシーを考える会における取組

 市民の生活交通として他の地域で定着しているコミュニティタクシーの導入に向けて、「小平南西部地域コミュニティタクシーを考える会」において、移動における課題や需要を整理しながら、運行システム及び運行ルートについて検討を重ねてきた。

 平成30年7月から令和3年3月まで、検討会議や3つの実証実験運行を実施し、熱心に利用促進活動に取り組んできたが、いずれのルートも利用実績等、当初の目標値を大きく下回る結果となった。

(注)目標値:1日平均乗車人数70人を将来的に超える見込み(概ね50人)

コミュニティタクシー実証実験運行の利用実績

ルート名運行日数乗車人数1日平均乗車人数最多乗車人数最小乗車人数

鷹の台駅西側ルート

平成30年7月~平成31年1月

122日3,795人31.1人58人13人

上水本町・一橋ルート

平成31年3月~令和元年8月

122日1,125人9.2人20人0人

鷹の台駅西側ルート第2期

令和2年1月~令和3年3月

173日2,875人16.6人44人0人

 

実証実験運行の利用実績等から見えてきた状況

 地域の特性

道路交通事情と地域環境

  • 地域が東西に広く、東西の幹線道路が他の地域に比べて少なく、狭い幅員の道路が多い。
  • 生活圏が玉川上水や鉄道で複数に分断されている。

人の動きの分散

  • 一つの駅への一極集中ではなく、市を跨いだ複数の駅に向かっている。
  • 買い物や通院先が分散されている。

 

地域の課題

地域ニーズを反映した運行ルートの設定や停留所の設置

  • 安全性や道路交通事業等を考慮する必要があったことから、運行ルートの設定や停留所の設置に関して、地域のニーズを十分に反映することができなかった。

コミュニティタクシーの運行システムとの合致

  • 実証実験運行から継続的な運行へ移行するために、定時定路線での運行、1日平均乗車人数(70人)、市の補助(概ね500万円/年度)を目標としてきたが、地域の特性等とコミュニティタクシーの運行システムが合致しなかった。

 

その他

新型コロナウイルス感染症拡大の影響

  • 緊急事態宣言が発出され、市民の外出抑制などの事態が長期化し、日常的な生活交通としての利用につながらなかった。

 

南西部地域の公共交通における今後について

コミュニティタクシーを考える会の今後の活動

  • 南西部地域におけるコンパクトな生活交通を構築し、利便性の向上を図るため、引き続き、会議や勉強会を開催する。

 

コミュニティタクシーを考える会との協働による目指すべき方向性

コミュニティタクシー以外の新たな交通手段の研究

  • 実証実験運行やアンケート調査を通じて顕在化された課題を踏まえ、地域の特性やニーズに即したコミュニティタクシー以外の新たな交通手段を研究する。

既存の公共交通機関の有効活用についての検討

  • 既存の路線バスやタクシーを有効活用するため、効果的な交通案内や利用促進策を関係機関等と連携しながら検討する。

 

添付ファイル

小平南西部地域の公共交通における検証と今後について(概要)(PDF 369.2KB)

小平南西部地域における公共交通のまとめ(PDF 3.3MB)

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所4階

公共交通課公共交通担当

電話:042-346-9814

FAX:042-346-9513

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