小平市役所
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自殺対策におけるゲートキーパーとは、「地域や職場、教育、その他様々な分野において、身近な人の自殺のサインに気づき、その人の話を受け止め、必要に応じて専門相談機関につなぐなどの役割が期待される人」のことで、言わば、「命の門番」とも位置づけられる人のことです。
「ゲートキーパー」という言葉をきいたことはありますか?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人のSOSサインにいち早く気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげて見守る人のことを言います。
たとえば大切な人が「なんだかいつもと違う…」「元気がなさそう…」と思ったとき、もしかしたら、悩みを抱えている一つのサインかもしれません。まずはその「いつもと違う様子」に気づくことが大切です。そして、気づいた時は、勇気を出してやさしく声をかけましょう。声をかけるだけでも不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。
もし、その人が話しを始めたときは、無理に否定せず、本人のペースで相手の気持ちに寄り添って傾聴してください。場合によっては、早めにこころの健康相談コールセンターなど専門機関への相談が必要な時もあります。早めに専門の相談窓口へでつながるよう促すことができると良いですね。話を聞いた後も「また気軽に話してね」「いつも見守っているよ」等、必要があれば相談に乗ることを伝えることは、何より本人にとっては心強く、孤立を防ぐことができます。
参考:厚生労働省ホームページ
ゲートキーパーになるために特別な資格はありません。
悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤独・孤立」を防ぎ、支援することが重要です。1人でも多くの方がゲートキーパーとしての意識を持ち、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが、ゲートキーパーの第一歩につながります。
ゲートキーパーについて、多くの方に理解を深めていただくために、特定非営利活動法人OVAによるゲートキーパーに関する動画を公開しています。ゲートキーパーの役割や対応方法について、Youtubeでご覧いただけます。
講師
特定非営利活動法人OVA
NPO法人OVA(オーヴァ)代表 伊藤次郎