市報こだいら:2020年11月5日号 8面(抜粋記事)
更新日: 2020年(令和2年)11月5日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら8面の記事を抜粋して掲載します。
下水道整備事業開始から50年 老朽化していく下水道
作る時代から維持・管理の時代へ
市内の地下には、約530キロメートルと膨大な下水道施設(下水管)があり、その多くが昭和45年から平成2年までの20年間で作られました。
現在、これらの下水管は耐用年数の50年を迎えています。
そのため、今後は本格的な維持・管理の時期を迎えることになります。
全国では、下水管の老朽化が原因で道路陥没や、管の損傷部分から下水が漏れて地下水汚染などが起きています。
こうした事故を防ぐためにも、日ごろからの適切な維持・管理が必要になっています。
地面を掘らず既存の管を利用した老朽化対策
下水管をすべて入れ替えると、莫大な費用と時間がかかります。
そのため、下水管が古くに設置された地域から順番に調査し、下水管内にカメラを入れるなどして破損していないかなどの確認をしています。
破損が確認された下水管などは、特殊な樹脂が入った更生材を既設の下水管内に挿入し、熱や光で硬化させて耐久力を向上させています。
問合せ
下水道課 電話042(346)9560
大雨時、家庭での排水に注意を
大雨時は、短時間に集中して雨水の量が増えるため、合流式下水道管(市内西地区)では大量の下水(雨水と生活排水)が流れ込んできます。
下水管が下水で満水になると、下水が家庭内に逆流するおそれがあります。
下水管に流れ込む水の量を減らすためにも、台風やゲリラ豪雨などの大雨が降った際は、風呂・洗濯機・台所などからのまとまった排水は控えてください。
ご協力をお願いします。
下水道に油を流さないでください
油を下水道に流すと、下水管内で冷えて固まり、詰まりや悪臭の原因になります。
油汚れはふき取ってから洗い、残った油は新聞紙などで吸い取るか、油を固めるなどして、燃えるごみとして捨てましょう。
今年で開館25周年 小平市ふれあい下水道館
ふだんの生活では見ることができない下水道の役割や仕組み、歴史などを映像やパネルで展示しています。
また、小学生を対象に顕微鏡で汚水をきれいにする微生物の観察や工作などの学習講座を、月に1回開催しています。
地下5階では、地下25メートルの実際に使われている下水管の中に入り、下水の色やにおいなどを体験できます(感染症拡大防止のため、現在は下水管の中に入れません)。
開館25周年と来館者50万人達成のお祝い
10月4日(日曜)、開館25周年と2月に達成した来館者50万人達成のお祝いが行われ、当日来館した人と一緒に祝いました。
また、当日の来館者には開館25周年記念のFC東京マンホール蓋缶バッヂが配布されました。
開館25周年特別企画 小平市ふれあい下水道館誕生展
下水道館の計画から建設まで携わった松田旭正さんに伺った、下水道館の誕生に関連する展示をしています。
とき
令和3年3月31日(水曜)まで
協力
松田旭正さん(日本下水文化研究会)
学習講座 ラップの芯で門松を作る
とき
12月5日(土曜) 午前10時~10時30分
対象
小学生(保護者の同伴可)
定員
10人
(注) 申込み多数の場合は、午後も開催予定です。
持ち物
筆記用具
申込み
11月5日(木曜)から12月4日(金曜)までに、ふれあい下水道館へ(電話可、先着順)
FC東京マンホールフォトラリー
市内に設置されたFC東京マンホール蓋を探して写真を集めるフォトラリーです。
全5種類のFC東京マンホール蓋の画像データまたは写真をふれあい下水道館で提示し、アンケートを記入すると、FC東京マンホール蓋がデザインされた缶バッヂがもらえます(先着500人)。詳しくは、小平市ホームページをご覧ください。
とき
11月10日(火曜)~令和3年3月31日(水曜)
東京ドロンパが描かれた 新しいマンホールカードを配布
FC東京の東京ドロンパとふれあい下水道館の微生物キャラクターがデザインされたマンホールカードを、11月19日(木曜)から、ふれあい下水道館で配布します。
(注) カードの背景が金色の特別版は、数に限りがあります。今まで配布していたカード(小平の町並み)は、小平ふるさと村で配布します。
小平市ふれあい下水道館
開館時間
午前10時~午後4時
休館日
月曜(休日・祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月27日~1月5日)
ところ
上水本町1-25-31
電話番号
042(326)7411