市報こだいら:2022年5月20日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2022年(令和4年)5月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
次の世代の公共施設づくり いつまでもわくわくする場をみんなで創ろう
公共施設の老朽化や少子高齢化を迎える中、将来世代まで持続可能で、誰もが期待や希望を抱くことができるような、時代の変化に対応した場所づくりを目指し、公共施設マネジメントの取り組みを進めていきます。
問合せ
公共施設マネジメント課 電話042(346)9557
公共施設を取り巻く課題
- 人口減少少子高齢化
- 財政バランスの悪化
- 施設の老朽化更新時期の集中
これらの課題に対応し、公共サービスを継続的に提供するため、公共施設マネジメントを進める必要があります。
課題への対応
公共施設を取り巻く厳しい状況に対応しながら、4つの方針に沿って、コストの軽減を図り、市民ニーズに対応した最適な公共施設の保有とサービスの提供を目指します。
- 魅力あるサービスの実現
- コストの縮減と平準化
- 持続可能な施設総量
- 長く活用できる施設
公共施設マネジメント推進計画
計画では、取り組みの推進に向けた具体的な方策を示しています。
計画は、市政資料コーナー(市役所1階)、東部・西部出張所で閲覧できるほか、小平市ホームページでもご覧になれます。
なお、市政資料コーナー、東部・西部出張所では、1部190円で販売もしています。
2062(令和44)年度までに延べ床面積を20パーセント縮減
市の2022(令和4)年4月現在の人口は、約19万5,000人ですが、2065(令和47)年には、約15万人に減少すると推計されています。
施設の延べ床面積は、人口増加に伴う当面の需要に対応するため、第1期では増加する見込みですが、将来的な人口減少にあわせて、2062(令和44)年度までに、段階的に20パーセント縮減していきます。
(注) 計画は、5年ごとをめどに見直していきます。
(注) 延べ床面積とは、建物各階の床面積の合計です。
- 第1期 2017年~2026年:2パーセント増(7,422平方メートル増)
- 第2期 2027年~2036年:2パーセント減(6,727平方メートル減)
- 第3期 2037年~2046年:7パーセント減(2万2,935平方メートル減)
- 第4期 2047年~2056年:9パーセント減(2万7,710平方メートル減)
- 第5期 2057年~2062年:4パーセント減(1万3,255平方メートル減)
- 合計:20パーセント減(6万3,205平方メートル減)
(注)2016(平成28)年4月1日現在の全施設の延べ床面積31万3,103平方メートルに対する縮減率、縮減面積。
個別施設の具体的な計画
小・中学校の統合の検討
小・中学校は、児童・生徒の減少に合わせ、将来的に、中学校1校に対して小学校2校となるように構想し、小学校は19校から14校に、中学校は8校から7校とすることを検討します。
想定時期:統合ブロック:学校候補地
- 2040年度(第3期):小平第八小学校、鈴木小学校:小平第八小学校
- 2045年度(第3期):小平第四・第十小学校:要検討
- 2045年度(第3期):小平第十二小学校、上宿小学校:要検討
- 2050年度(第4期):小平第二・第九小学校、学園東小学校:要検討(3校を2校とする)
- 2050年度(第4期):小平第四中学校、上水中学校:要検討
- 2062年度(第5期):小平第六・第十五小学校:小平第六小学校
(注) 想定時期の10年前を目安に統合を決定していきます。
小学校への(仮称)地区交流センターの複合化推進
今後、2062(令和44)年度までに順次行っていく小学校の建て替えに合わせて、通学区域内の地域センターや公民館を、(仮称)地区交流センターとして、小学校の中に複合化・併設していきます。
子どもから高齢者までが集まり、交流できる地域コミュニティの拠点とします。
市民参加による検討
公共施設の複合化などの検討を行う場合は、初期の段階から地域住民・施設利用者などへの情報提供や意見交換を行いながら進めています。
現在、行っている取り組み
小川駅西口新公共施設
小川駅西口地区市街地再開発事業の中で、公共床と(仮称)小川にぎわい広場のスペースを取得し、西部市民センター、小平元気村おがわ東の機能の一部を移転します。
基本設計レイアウトなど、詳しくは、小平市ホームページをご覧ください。
小平第十一小学校の建て替え
小平第十一小学校、花小金井北公民館、花小金井北地域センター、十一小学童クラブ第一、十一小学童クラブ第二を複合化します。
基本計画など、詳しくは小平市ホームページをご覧ください。
中央エリアの整備
中央公民館、健康福祉事務センター、福祉会館を複合化します。
- 建築家 隈研吾さん 中央エリアの市民説明会に登壇
市では、中央エリアの整備について、設計などの業務を隈研吾建築都市設計事務所に委託しています。
2月の説明会では、日本を代表する建築家、隈研吾さんが登壇しました。
当日の説明会の様子は、小平市ホームページからご覧になれます。