高額介護(介護予防)サービス費の支給誤りについて(第2報)
更新日: 2020年(令和2年)10月30日 作成部署:健康福祉部 高齢者支援課
令和2年9月24日に掲載しました「高額介護サービス費の支給誤り」の件につきまして、現時点における対応状況などの情報をお知らせいたします。
高額介護サービス費の過払いについて
対応状況(10月28日現在)
- 対象者数、件数、金額
119人、277件、4,100,366円 - 9月25日に、対象者へ今回の経緯を記載したお詫びの文書を送付しました。
- 10月1日から、対象者へ連絡し、お詫びと説明を行っています。
- 10月28日時点の連絡状況及び返還状況
連絡済み・・・112人、262件、3,991,421円
連絡未済・・・7人、15件、108,945円
返還済み・・・57人、146件、2,335,697円
原因の検証
システム上から高額介護サービス費支給実績ファイルが消失したことにより、支給済みの金額が反映されなかったことによるものです。
ファイルが消失した原因につきましては、過去に起きたバッチ処理時の異常を解消するために、システム業者から提供された修正用プログラムファイルを、処理終了後も削除せずに端末機のデスクトップ上に置いたままにしており、今回通常の作業のために端末機を操作した職員が、誤ってそのファイルをクリックしたところ、修正用プログラムが作動し、処理が開始されたために間違いであることに気付き、その処理を途中で中断したことによるものです。
この修正用プログラムファイルは、高額介護サービス費支給実績ファイルを削除した後に、異常になる前の情報へ置き換えるという処理を行うものですが、途中で処理を中断したことで、支給実績ファイルの削除のみが行われました。
このことから、システム運用にあたっての管理方法が不十分であったこと、また、そのことにより職員の操作誤りを引き起こしてしまったことが今回の原因です。
再発防止策
端末機のデスクトップのファイルを整理し、使用後のファイルの削除を徹底するなど、職員の操作誤りを防ぐための環境を整えるとともに、複数の職員による内容点検を実施することとしました。
また、今回のようなバックアップファイル消失という異常に対して、すぐに気付くことができるシステムにおける仕組みを構築します。
高額介護サービス費の未支給について
対応状況(10月28日現在)
- 対象者数、件数、金額
427人、636件、1,964,112円 - 10月8日から、今回の経緯を記載したお詫びの文書と高額介護サービス費支給決定通知書を送付し、10月9日以降に指定口座へ振込を行っています。
- 10月28日時点の状況
振込済み・・・399人、584件、1,765,198円
振込未済・・・28人、52件、198,914円(振込に必要な書類の提出依頼中) - 今後、対象者へ訪問、電話等により改めてお詫びの連絡をします。
原因の検証
対象者リストとシステムの入力状況及び支給状況との内容確認を誤ったことにより、一部の対象者に未支給が生じたものです。
その原因としては、毎回出力される対象者リストの処理方法について、引継ぎが不十分であったことから支給決定がされず、未支給となったものです。
再発防止策
担当者変更の際の事務処理誤りを防ぐために、詳細な処理方法を記載するなどマニュアルの見直しを実施するとともに、複数の職員による内容点検を実施することとしました。